眼科

診療科のご案内

専門分野・特色

出生体重200g台のお子さまから、ご高齢の患者さままで診療、治療を幅広くしております。

  • 未熟児網膜症 
    当院はNICU15床GCU30床を有し、ご入院中の多くの未熟児網膜症のお子さまの治療を行っております。
  • 未熟児発達外来
    出生体重が1000g未満のお子さまや、未熟児網膜症を発症したお子さまの退院後の定期診療を行っております。
    網膜症の検査に加えて、0歳から視力(TAC、縞視力表、絵視標、森実ドットカード、字ひとつランドルト)、屈折、眼位、両眼視をフォローアップしています。
  • 斜視外来
    斜視や弱視の診察や治療を行っています。
  • 網膜外来
    糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症による黄斑浮腫や、加齢黄斑変性症に対し、抗VEGF治療や、光凝固治療を行っております。

【白内障手術について】

白内障とは

 水晶体という眼の中にあるレンズに相当する部分が濁ってしまい、見づらくなる病気です。加齢とともに生じてきますが、他の目の病気、糖尿病やアトピー性皮膚炎などの全身疾患、ステロイドなどの薬物による副作用、眼外傷などで生じる場合もあります。薬で治すことはできないため、進行して日常生活に不自由を感じるようになったら手術を行います。手術では濁った水晶体を取り除き、代わりとなる眼内レンズを挿入します。当院では目に対する負担を少なくため、白内障手術器械は、アルコン社のセンチュリオンを使用し、2.4mmの切開創から超音波乳化吸引を行っております。
緑内障を合併している場合、必要に応じて低侵襲緑内障手術(MIGS)を併用します。

白内障手術
センチュリオン
受診から手術まで

 通常の眼の診察を行い、手術適応であれば日程を調整します。手術は日帰りまたは入院(1泊2日、2泊3日)で行っています。まず片眼の手術を行い、後日他眼の手術を行います。術前に全身検査、眼内レンズの度数を決めるための検査、手術同意書の説明などを行います。 

術前検査

術後のより良い見え方を達成するため、眼内レンズの度数決定の検査にはアルコン社のアルゴスやトプコン社の波面センサーを用いて精度の高い検査を行っております。また、計測データを手術室に転送し、イメージガイダンスシステム(アルコン社のべリオン)を使用することで、正確な乱視矯正ができるようにしています。

アルゴス
眼内レンズについて

当院で使用している保険適用の眼内レンズは、通常の単焦点眼内レンズ、低加入度数分節眼内レンズ(レンティス コンフォート)、焦点深度拡張型単焦点眼内レンズ(テクニス アイハンス、ビビネックス インプレス )を使用しております。トーリック眼内レンズによる乱視矯正も積極的に行っています。
また、2026年より、選定療養の多焦点眼内レンズの手術を開始しました。多焦点眼内レンズは、複数の距離にピントが合うレンズで、手術後の眼鏡の使用を大幅に減らせる可能性があります。100%眼鏡が不要になるわけではなく、デメリットもあるため、担当医とよくご相談ください。選定療養とは、手術代金や入院費などは通常の保険診療で行い、多焦点眼内レンズに係る差額分の費用をご負担いただくものです。

選定療養費

※当院で使用している多焦点眼内レンズの種類別自己負担額(2026年2月現在)

眼内レンズ名レンズタイプ価格(片眼、税込)
テクニス オデッセイ回折型三焦点220,000円
テクニス オデッセイ 乱視用240,000円
クラレオン パンオプティクス260,000円
クラレオン パンオプティクス 乱視用260,000円
テクニス ピュアシー焦点深度拡張型250,000円
テクニス ビュアシー 乱視用250,000円
クラレオン ビビティー260,000円
クラレオン ビビティー 乱視用280,000円

上記自己負担額に加えて、保険診療分の費用がかかります。

【外来】

白内障は手術の前に、全身検査、眼科術前検査、手術説明を行います。
網膜症は、眼底3次元撮影(OCT)検査、蛍光眼底造影検査などを行い光凝固治療、硝子体注射を行います。
月曜午後は網膜外来、木曜日の午後は未熟児のフォローアップ外来、
水曜日(2,4週午後)火曜午後は斜視・弱視外来を行っています。
視野・蛍光眼底造影・網膜光凝固治療、YAG レーザー治療、新生児ブジ―、眼瞼けいれんへのボトックス治療は適宜行います。

【手術】

中央手術室の手術は、火曜日、木曜日、金曜におこなっております。

  • 白内障手術は、日帰り、入院ともに可能です。ほぼ全例超音波水晶体乳化吸引術と眼内レンズ挿入術を行っております。眼内レンズは乱視レンズも取り扱っています。また、2026年1月より、遠近両用レンズ(多焦点眼内レンズ;選定療養)を使用する手術も開始しました。
  • 眼瞼手術、斜視手術は日帰り~2泊で行っております。(局所麻酔 全身麻酔対応)
  • 翼状片手術、結膜弛緩症手術は日帰りです。

外来では、霰粒腫切開、眼瞼内反埋没手術を行っています。

【診療実績】

外来初診者数(2024年度)

白内障350
斜視弱視・屈折異常177
糖尿病211
角結膜疾患119
網膜硝子体45
薬剤合併症63
緑内障30
眼瞼(下垂、内反、腫瘍等)53
視神経・視路42
後発白内障35
黄斑疾患26
外傷・眼窩底骨折・眼球打撲25
霰粒腫・麦粒腫12
ぶどう膜炎・虹彩炎39
眼窩疾患8
先天異常5
涙道10
未熟児網膜症16
網膜裂孔・網膜剥離2
色覚2
翼状片1
その他6

グラフ

 手術件数(2024年度)(総件数1128件1168眼) 

2024年度中央手術件数件数眼数
白内障649(うちMIGS併用25)649
斜視7698
眼瞼1730
硝子体 白内障併用55
その他2020
手術件数合計768803

網膜光凝固術38(うち未熟児網膜症4)
後発白内障62
LI10
隅角光凝固術1
光凝固合計111
抗VEGF注射258(うち未熟児網膜症4)

主な使用機器

  • 屈折眼圧検査装置(TONOREFⅢ, NIDEK)

  • 手持ち眼圧計(iCare PRO,M.E.Technica)

  • フォトスクリーナー(スポットビジョンスクリーナー、WelchAllyn)        

  • 光学式眼軸長計測装置(ARGOS,Alcon)

  • 波面センサー(KR1W,TOPCON)

  • 角膜内皮顕微鏡検査装置(NONCONROBOⅡ,KONAN)

  • 超音波検査装置 (UD-8000, TOMEY)

  • 視覚誘発電位・網膜電位図 (LE-3000, TOMEY)

  • 網膜電位図(RETeval complete,Mayo)

  • 広角眼底カメラ (Mirante SLO,NIDEK)

  • 眼底3次元撮影装置 (Spectralis OCT compact, Heidelberg)

  • 網膜光凝固装置 (Integre Pro Scan, Ellex)

  • YAG レーザー装置 (tango neo, Ellex)
  • 白内障手術装置 (CENTURION Vision System,Alcon)

  • 白内障手術ガイドシステム (VERION, Alcon)

  • 硝子体手術装置 (Constellation Vision System,Alcon)

  • 手術顕微鏡(OPMI Lumera 700,Zeiss)
  • 広画角デジタル眼撮影装置(未熟児用)(RetCamⅢ,iNEXT)

  • 光凝固装置(未熟児用) (GYC-500,NIDEK)

スタッフ紹介

氏名資格専門分野
太刀川 貴子
たちかわ たかこ
(部長)
  • 日本眼科学会眼科専門医
  • 厚生労働省臨床研修指導医
  • A型ボツリヌス療法講習機構A型ボツリヌス療法認定医
  • 厚生労働省視覚障碍者用補装具適合判定医
  • 東京女子医科大学非常勤講師
  • 日本眼科学会水晶体嚢拡張リング認定医
  • 医学博士
  • iStent認定医
眼科一般
(白内障・斜視・弱視)
讓原 大輔
ゆずりはら だいすけ
(医長)
  • 日本眼科学会眼科専門医
  • 厚生労働省臨床研修医指導医
  • 山梨医科大学非常勤講師
  • A型ボツリヌス療法講習機構A型ボツリヌス療法認定医
  • 眼科PDT研究会眼科PDT認定医
  • 厚生労働省視覚障碍者用補装具適合判定医
  • 日本眼科学会水晶体嚢拡張リング認定医
  • iStent認定医
眼科一般
(白内障・網膜疾患)
三田 哲子
みた てつこ
(医長)
  • 日本眼科学会眼科専門医
  • 厚生労働省視覚障碍者用補装具適合判定医
  • 厚生労働省臨床研修医指導医
  • 日本眼科学会水晶体嚢拡張リング認定医
  • A型ボツリヌス療法講習機構A型ボツリヌス療法認定医
眼科一般
大橋 正明
おおはし まさあき
(非常勤医員)
  • 日本眼科学会眼科専門医
眼科一般
(緑内障)
川島 弘彦
かわしま ひろひこ
(非常勤医員)

日本眼科学会眼科専門医

医学博士

小児眼科、斜視、弱視
電気生理
村上 喜三雄
むらかみ きみお
(非常勤医員)
  • 日本眼科学会眼科専門医
  • 医学博士
網膜硝子体手術
川本 潔
かわもと きよし
(非常勤医員)
  • 東京女子医科大学非常勤講師
  • 医学博士
眼形成