学会認定資格取得の背景と目的
都立病院機構ではチーム医療で患者さんの病気の診断や治療に取り組み、患者さんのQOL向上を目指しています。検査科ではまず臨床検査技師としての基礎を習得し、365日24時間体制に対応します。次に担当分野について幅広い知識と技術を身に付けます。更にそれぞれの適性にあった学会認定資格を取得し、都立病院機構のチーム医療を支えます。
人材育成について
検査科の職員育成の指針として、採用当初より適性を考慮し早期に人材育成の方向性を決定します。育成に係る全職員に人材育成の目的を周知徹底し、高度な知識と技術を持つ職員を育成しています。
育成モデルタイプ2の概要
- 採用1~3年は基礎を学び365日24時間体制に対応できる臨床検査技師を育成します。
- 4~6年目には臨床に対しても担当業務の対応ができるように幅広い視野を持った技師の育成をします。また、島しょ医療にも取り組みます。
- 7年目以降は適性にあった業務のスペシャリストとして学会専門資格取得を目指します。
学会認定資格取得に向けた体制について
都立病院機構で医療を担う一員として、職員一人ひとりが高度で専門的な医療を提供できる検査科を目指すため、専門資格の取得を進めています。
- 認定資格取得支援制度により、受験料や資格更新料等を支援します。
- 都立病院検査科として必要な専門資格者の充足度を確認しながら、特に不足している専門資格者を優先的に育成するよう努めています。
- 専門資格の複数取得を奨励しています。
- 延べ387名の臨床検査技師が17の学会認定資格を取得しています。