胃外科でダビンチSPを用いて手術を実施しました
更新日:2024年12月
執刀医からのメッセージ
ロボット手術は従来難しかった精密な操作を可能にしましたが、多くの機材を用いる複雑で時間のかかる手術でもありました。特に胃癌の手術では癌を取り除くだけでなく、リンパ節郭清や消化管再建(食物の通り道を新たにつなぎなおすこと)を行うため、すべてを円滑にロボットで行うには手術をスリム化する必要がありました。
ダビンチSPでは、手術機材を腹腔内に挿入する場所をアクセスポートという一か所に集約したため、ロボットを患者さんの体にセットするまでの時間がかなり短縮されました。術中に道具を入れ替える操作も、助手一人で行うことが可能です。もう一つの利点は、手術操作の場所を変える際、器械をセットしなおす必要がないことです。無駄な手順を減らし重要な操作に集中できるダビンチSPは、今後ますますその需要が高まると期待しています。
ダビンチSPでは、手術機材を腹腔内に挿入する場所をアクセスポートという一か所に集約したため、ロボットを患者さんの体にセットするまでの時間がかなり短縮されました。術中に道具を入れ替える操作も、助手一人で行うことが可能です。もう一つの利点は、手術操作の場所を変える際、器械をセットしなおす必要がないことです。無駄な手順を減らし重要な操作に集中できるダビンチSPは、今後ますますその需要が高まると期待しています。