胃がんの治療

内視鏡的切除

リンパ節転移の可能性の低い病変に対して、選択されることがあります。内視鏡的切除が選択された場合でも、根治性の観点から、内視鏡的切除のあと、外科手術をお勧めする場合もあります。

外科手術

病変の位置や進行度により、胃やリンパ節の切除範囲が決まります。切除範囲によって、最も適切と思われる再建方法が選択されます。

  • 胃全摘術:胃の全切除
  • 幽門側胃切除術:胃の出口である幽門を含んだ胃切除。胃の約2/3の切除。
  • 噴門側胃切除術:胃の入り口である噴門を含んだ胃切除。胃の約1/2の切除。
  • 胃分節切除術:胃の入り口と出口を残した胃の切除。
  • 胃局所切除術:胃の部分的な切除。
    など

切除不能進行・再発胃がんに対する治療

切除不能進行・再発胃癌に対する化学療法は、日本や世界中で行われた多数の臨床試験の結果、有効な薬剤が使用されるようになってきました。胃癌では、一次治療、二次治療、三次治療として、効果が認められている薬剤を使用することが推奨されています。

術後補助療法

胃癌における術後補助療法は、根治的な胃切除術がなされた後、体内に遺残している微小な腫瘍による再発を予防することを目的としています。これまでにさまざまな臨床試験が行われた結果、一部を除くステージII, IIIに対して、一定期間、化学療法を行うことが推奨されています。適切な術後補助化学療法により、手術後の再発率を低下させることができるため、体調や化学療法の副作用をみながら、予定通りのスケジュールや投与量で一定期間行うことが重要です。