駒込病院 形成外科紹介

駒込病院 形成外科紹介

駒込病院とは

駒込病院は感染症に対する避病院として1879年に誕生しました。
1975年にがんと感染症を中心とする特殊専門医療機関として再スタートを切り、
2011年に「がん・感染症センター都立駒込病院」となりました。
形成再建外科は、1975年の新病院開設当時より悪性腫瘍切除後の再建手術を積極的に行ってきました。

駒込病院の乳房再建とは

日本の乳房再建の歴史は駒込病院から始まりました。乳房再建には、人工物(シリコンインプラント)を使う方法と
自家組織移植(腹部や背部などからの組織移植)による方法がありますが、いずれも坂東正士先生(前部長、2005年退任)が
パイオニアです。また、乳癌手術と同時に再建を行う一次再建という方法も駒込病院の乳腺外科と形成再建外科の協力で
始めたもので、現在の乳房再建の礎となりました。
現在では、年間約150例の乳房一次再建手術を行っています。他の病院で乳癌手術を受けた患者さんの二次再建も
行っています。再建方法は乳房の形状や体型だけでなく、患者さんそれぞれの状況(仕事、育児、介護など)や
ライフスタイル(スポーツ、衣装、趣味など)を考慮してご提案しています。
私たちが再建手術を行った患者さんは、責任を持って一生診察を続けさせていただきます。

私たちが願っていること

私たちが行っている再建手術は形や機能を元に戻すことを目的としますが、それらを治すことによって
患者さんの心も豊かになって頂くよう努めています。患者さんの病気が治るだけでなく、本来の自分を取り戻し元気に
なって頂きたいと願って治療を行っています。

どなたでも受診できます

駒込病院は都立病院ですが、乳癌などの手術後の状態でお困りの方はどなたでも受診していただけます。

もっと知って頂くには

駒込病院のマインドは「再建手術、承ります」(寺尾保信著、毎日新聞社)で紹介されています。