腎臓内科

診療内容

腎臓病は一般の方にはなじみの薄い病気かもしれません。

慢性腎臓病(CKD)という概念が提唱されており、このCKD患者さんは日本に1000万人以上いるとされ、新たな国民病と言われています。生活習慣病(高血圧症、糖尿病など)との関連も深く、誰もがかかる可能性のある病気であり、早期発見・早期治療が大切となります。

自覚症状も乏しいため、気がつかれない間に進行してしまう場合があります。当科では、腎臓の障害の進行を遅らせるため、食事療法や血圧コントロールなどの保存療法にあたっています。

腎障害の進行が急速である場合や、保存療法の開始時などは入院していただき、教育や原因精査を行います。

腎臓の働きが10%以下になると透析療法が必要になってきます。保存療法を行なっていても腎障害の進行を食い止めることが困難な場合もあり、やむなく透析療法が必要な状況となった場合は治療法の選択についてお手伝いします。(当院では、腎生検や、シャント作製は行えませんので、これらが必要な場合は適切な医療機関に紹介させていただくことになります。)

透析療法は、基本的に維持透析患者さんで精神疾患を有する方の入院中の透析管理を行なっています。また横紋筋融解症に伴う急性腎障害などで必要な場合などに対応しています。