性感染症とSTOP梅毒プロジェクト

性感染症には、HIV感染症、梅毒、淋病、クラミジア、性器カンジタ、性器ヘルペス、コンジローマなど、様々な病気があります。特に近年は、梅毒の流行が大きな問題となっており、特に20歳代を中心とした女性、30歳~50歳代の男性を中心のに増えています。梅毒は、オーラルセックス(口腔性交)だけでも感染します。そして、症状がない期間が長いため、本人も感染に気づかないことが多くあります。

性感染症は、御自身でも気が付かないうちに、大切な人にもうつしてしまう可能性があるので、早期に受診して治療を行うことが重要です。当科では、プライバシーにも十分に配慮しながら、安心して受診できるような診療体制を整えています。

また、当院から「STOP梅毒プロジェクト」を立ち上げることで、梅毒への診療体制を強化しています。さらに、東京都の感染症対策担当、保健所、医師会などとも連携して、梅毒流行をおさえることを目標とした啓発活動も行っています。
東京における男女別の梅毒届出数
梅毒の流行状況(東京都2016年)