入院中の流れ(例)直腸脱や鼡径ヘルニアの場合

入院中の流れ:(例)直腸脱や鼡径ヘルニアの場合

①入院当日(手術前日)

・麻酔科の往診があります
・手術室看護師の訪問があります
・普段内服しているお薬を確認させていただきます

<検査>
身長・体重測定、心電図、レントゲン、採血(外来でされている場合は不要なこともあります)

<食事>
常食が出ます。21時以降は禁食です。

<手術準備>
ネイルやマニキュアをされている方は落としてください。男性の方は髭剃りをしてください。
シャワーを浴びる前に看護師がお臍の中を清潔にさせていただきます。
21時に下剤を服用します。

②手術当日(術前)

<食事>
終日禁食です。飲水は医師の指示によります。

<手術準備>
お化粧はしないでください。(顔色がわからなくなります)
手術前には歯磨きをお願いします。(誤嚥性肺炎の予防になります)
手術着に着替えます。(ショーツははいたままで結構です)
義歯・コンタクトレンズ・補聴器・ピアス・ネックレス・指輪などの貴重品や貴金属、ヘアピンなどは外してください。

③手術当日(術後)

心電図モニター、フットポンプ、酸素の吸入、点滴、尿の管が入った状態で手術室から戻ります。手術後1時間は15分ごとに血圧、体温を測定します。
その後は1時間ごとに測定し、術後4時間を過ぎたら4時間ごとの測定になります。
翌朝までベッド上で過ごしていただきます。

<その他>
手術後、痛みがないように点滴から痛み止めの投与をしていますが、痛みがあるとき、吐き気があるときには遠慮なくお知らせください。追加の痛み止めや吐き気止めで対応致します。

④手術後1日目

朝、採血とレントゲンがあります。
飲水は6時からしていただけます。
医師の診察後、モニターやフットポンプ、尿の管を抜きます。
経過が良ければ食事が出ます。摂取量に応じて点滴は終了になります。
離床をすすめます。
シャワーは術後2日目より可能です。術後1日目は清拭を行います。

⑤退院

退院日は術後の経過により変わりますので、担当医と相談して決めます。
入浴は術後1週間後から可能です。

⑥退院後 初回外来(だいたい術後2週間後)

外来受診日に必ず受診してください。それまでに体調が悪かったり、御心配なことがあれば病院に連絡してください。