胃ポリープ・胃がん

あなたの胃大丈夫ですか?早期発見を目指して

胃癌は胃炎や胃粘膜の萎縮から発生すると考えられています。

胃の粘膜に萎縮がおこると萎縮性胃炎の状態になり、その後腸粘膜に置き換わる「腸上皮化生」が発生し、胃がんへと進展していく流れが明らかとなってきました。

近年この過程に胃潰瘍、十二指腸潰瘍の原因とされているヘリコバクター・ピロリ菌が大きく関わっていることが判明しました。

ヘリコバクター・ピロリ菌に感染した状態が続くと、長期にわたり胃粘膜に炎症が起こり、これが加齢とともに慢性胃炎(萎縮性胃炎)、腸上皮化生をもたらすと考えられ、ヘリコバクター・ピロリ菌を除菌する事で、萎縮や胃炎が改善し、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、そして胃癌の発生も抑えられる事もわかってきました。

近年、わが国では検診の普及により早期発見、早期治療が可能となり胃癌の罹患率は緩やかな減少傾向であるのに対し、死亡率は急激に減少しています。

早期であれば内視鏡のみで切除できる
・ESD(Endoscopic Submucosal Dissection) 内視鏡的粘膜下層剥離術
・EMR(Endoscopic Mucosal Resection) 内視鏡的粘膜切除術

で治療できる可能性があり、手術でも腹腔鏡手術で切除できます。

胃に違和感のある方や、胃カメラをを勧められたが不安でためらっている方など・・・
気になる方は、内視鏡相談外来までご相談下さい。