婦人科について
婦人科では、子宮、卵巣、卵管、膣といった女性特有の臓器に関連する疾患の治療を行っています。当科には産科設備がないため、妊婦健診や出産・妊娠に関連する疾患の医療は提供しておりません。婦人科疾患でお悩みの女性が、こうした環境でリラックスし、安心して過ごせる空間を提供することに努めています。外来診療は32名の医師が担当し、婦人科疾患の検査・治療・手術に必要な設備を整えています。
特に、身体への負担が少なく、術後の傷も目立ちにくい「低侵襲手術(低ダメージ手術)」に力を入れており、患者さんにとって負担が少なく、手術痕を最小限に抑えることを心がけています。たとえば、良性腫瘍や子宮筋腫などの病変のみを、腹部に大きな傷跡を残すことなく、2~3箇所の小さな切開から切除する「腹腔鏡下切除術」や、膣から挿入した内視鏡で子宮粘膜下筋腫を切除する「子宮鏡下手術」など、内視鏡手術を積極的に採用しています。
このような低侵襲手術が全ての症例に適用できるわけではありませんが、患者さんにとって最適な治療法であり、かつ痛みの少ない治療法の選択に努めております。



