脳神経外科について
脳神経外科では、脳・脊髄・末梢神経系及びその付属器（血管・骨など）を含む神経系疾患全般のうち、外科的治療を必要とする疾患の診断・治療を行います。
脳卒中患者さんに対する多職種連携による一次入院治療において、脳神経外科・神経内科・リハビリテーション科と連携する「脳卒中チーム」を設置しています。
また、発症直後の患者さんに集中治療を提供する「脳卒中ユニット（SU）」、急性期病床、地域包括ケア病棟からなる「脳卒中ケアセンター」を運営しています。
特徴
1. 脳卒中患者さんを受け入れるための体系的な準備を整え、来院から1時間以内に血栓溶解剤t-PAを投与できるようにしています。
2. 脳卒中患者さんへの集中初期治療を提供するための脳卒中ユニット（SU）の設置をしています。
3. 救急MRIによる受診初期段階での脳梗塞タイプの診断と治療計画が決定されます。
4. 脳神経外科、脳神経内科、リハビリテーション科の相互補完により、治療の質が向上します。
5. 脳卒中発症後3日以内にリハビリテーション科によるリハビリテーションを開始しています。
6. 回復期リハビリテーション病院を経て、脳卒中患者さんの自宅復帰率が高いです。
7. 脳血管狭窄や閉塞を治療するため、血栓溶解療法、機械的血栓回収療法、ステント留置、脳動脈瘤コイル塞栓術などの血管内手術を行っています。
8. 脳出血やくも膜下出血に対する緊急手術を行っています。
9. 手術ナビゲーションシステム及び術中脳血管造影を用いた安全な手術を行っています。