眼科について
眼科では、眼科全般にわたる医療を提供し、必要に応じて外科的治療を行います。
白内障手術
白内障は水晶体が混ることで視力が低下し、部分的な失明や低視力を引き起こす病気です。当科では約2.4mmの小さな切開で白内障手術を行います。 通常は一泊の入院が必要ですが、患者さんの状態により日帰り手術も可能です。両眼手術を希望される場合は、2回入院が必要になります。乱視矯正レンズや多焦点眼内レンズも対応しています。
糖尿病網膜症
糖尿病網膜症は、眼底出血、硝子体出血、網膜剥離、黄斑変性、または緑内障を伴う疾患であり、重症例では視力喪失に至る可能性があります。治療法には硝子体内注射または局所注射、網膜光凝固術が含まれ、重症例では必要に応じて硝子体手術が行われます。
緑内障
緑内障は視野が狭くなる疾患で、進行すると失明に至ることもある病気です。緑内障には早期発見と早期治療開始が非常に重要です。当院では、点眼薬、内服薬、レーザー治療、または手術などを組み合わせて治療を行います。緑内障には継続的な治療が欠かせません。
黄斑前膜・黄斑円孔
網膜前膜は、通常物を見る網膜の中心部(黄斑)に不要な膜が形成され、物が歪んで見えたり視力が低下したりする病気です。黄斑円孔は黄斑部に穴が開き、視野の中心部が暗く見えることが特徴です。いずれも硝子体手術が必要です。
加齢黄斑変性
加齢黄斑変性は、視野の中心にある黄斑部に異常な血管が形成され、滲出を伴う浮腫(むくみ)や出血を引き起こす病気です。物が歪んで見えたり、視力が低下したりします。硝子体内注射で治療可能です。注射後も定期的な通院と治療が不可欠です。
網膜中心静脈閉塞症・網膜静脈分枝閉塞症
網膜静脈が詰まり、眼底出血を引き起こします。視力が急激に低下したり、物が歪んで見えたりします。硝子体内注射、テノン嚢下注射、網膜レーザー治療で治療し、必要に応じて硝子体手術を選択します。
網膜中心静脈閉塞症・網膜静脈分枝閉塞症
網膜静脈が詰まり、眼底出血を引き起こす病気です。視力が急激に低下したり、物が歪んで見えることがあります。治療は、硝子体内注射、テノン嚢下注射、網膜レーザー治療を行います。必要に応じて硝子体手術を選択することもあります。
眼瞼外反症、眼瞼内反症、眼瞼下垂、翼状片
眼瞼外反症(まぶたが外側にめくれる病気)、眼瞼内反症(まぶたが内側に巻き込まれる病気)、眼瞼下垂(まぶたが下がる病気)、翼状片(白目から黒目に膜が伸びてくる病気)に対しては、手術を行っています。



