神経耳科

難病患者さんの病状評価と療養生活の質向上に貢献しています

診療科長からのメッセージ

「神経耳科(しんけいじか)」では、脳神経疾患によって生じた、平衡障害、聴力障害、構音障害や嚥下障害などの脳神経障害についての病状評価や、嚥下障害、呼吸障害に対する外科的治療を主に取り扱うことで、脳神経内科・脳神経外科・神経小児科に入院された患者さんの確定診断に役立つ情報提供を行うと共に、神経難病患者さんの療養面においても、専門的なサポートを行っています。

電気眼振図計

具体的には、脳神経内科・脳神経外科・神経小児科に入院された患者さんに、難聴、ふらつき、嚥下障害、構音障害、いびきなどがみられる場合、主治医からの依頼に応じて、脳神経障害の診断や外科的治療に対応しています。また、療養生活を行う上で重要となる、聴く、話す、食べる、飲み込む、呼吸するといった諸問題に、耳鼻咽喉科領域での専門的な立場から関わることで、主治医や多職種スタッフと連携して情報共有し、神経難病の患者さんの療養生活の質向上に貢献しています。

神経耳科医長 内藤理恵