臨床研修医募集
募集人数 | 6名 |
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受験資格 | 令和6年度国家試験受験予定の者 (採用の際には、医師免許を取得していることが条件です。) |
応募期限 |
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応募書類 |
上記書類のお問い合わせ |
選考日時 及び場所 |
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合否の通知 | マッチング組合せにより決定 |
医師としての第一歩を私達と共に踏み出しましょう

当院の臨床研修は、医師が、医師としての人格をかん養し、将来専門とする分野にかかわらず、医学及び医療の果たすべき社会的役割を認識しつつ、一般的な診療において頻繁に係わる負傷又は疾病に適切に対応できるよう、基本的な診療能力を身に付けられるようにプログラムを組んでいます。
また、患者及び家族とのより良い人間関係を保ちながら、プライマリーケアに対処できる臨床医を育成するとともに、将来専門医を目指す際に必要な基本的な知識と技術を習得します。
後期研修について
当院で2年間の基本的な診療分野の研修を行った後は、公募により「東京医師アカデミー」の中でシニアレジデントとして専門臨床を受けることが可能です。
東京医師アカデミーとは
都内に計7,200床を有するスケールメリットを活かし、専門臨床研修について、カリキュラムの充実や指導体制の強化等を図るとともに、病院間連携を通して、これまで以上に臨床を重視した質の高い医師を育成するシステムです。
院長あいさつ
臨床研修医を志す皆さんへ(院長)

当院は南多摩医療圏の中核病院として急性期医療を提供している施設で、がん医療と救急医療を重点医療としています。がん医療においては、早期診断から手術・化学療法・放射線治療・温熱療法など集学的がん医療を展開しており、さらには緩和ケアチーム・緩和ケア病棟での終末期医療まで総合的ながん医療を研修することができます。救急医療では、増加傾向にある高齢者の救急に対応するため総合診療内科を中心に全人的対応ができる能力を培うことができます。消化器救急では、外科・内科合同による腹部救急チームで対応しており、また、めまい救急外来として、耳鼻科を中心に脳外科・循環器科合同チームを形成してチームで対応しております。さらに当院の協力病院である日本医科大学多摩永山病院で三次救急医療も研修することができます。
必修研修項目である地域医療は、近隣の回復期・慢性期病院で在宅医療も含めた研修が可能であり、今後更に増えることが予想される認知症を含めた精神科疾患についても外部精神科専門病院で学ぶことができます。
以上、幅広い研修プログラムのもと全人的医療人としての基本を学んでいただくことが当院研修の目的です。当院が立地する南多摩地域には、多くの大学キャンパスもあり自然環境に恵まれています。このすばらしい環境のもとで充実した研修医生活を送っていただければ幸いです。
研修を希望される医学生の方へ

当院は南多摩地域の中核病院として、地元医師会や病院施設との連携をはかりつつ、救急医療・がん医療に重点をおいて診療を行なっております。病床数は300床程度と中規模ではありますが、それゆえ各診療科間の垣根は低く、専門領域の意見を統合することが容易であり、患者さんの診断・治療を効率よくスムーズに行うことができます。また事務や看護・各コメディカルなどの病院スタッフともほとんど顔のわかる距離感で働けるため、いろいろな診療の場面においても、コミュニケーションの取りやすい環境にあります。
新しい場所で働いていくことに不安のある方も、ぜひ安心して研修に参加して下さい。
がん医療においては、診断・治療(放射線治療を含む)はもとより、緩和ケア病棟(平成25年開設)における終末期医療までを行なう体制にあります。地元医師会とも連携して、在宅でのBSCなどへの移行も積極的にすすめています。
研修プログラムは、総合的な臨床医の育成を目指すことを基本としており、産婦人科・精神科・緩和ケア科を必修科として残しながら、40週間の選択期間において研修医個別のプログラムを組める様になっています。
東京郊外の印象がある多摩センター駅ですが、新宿から電車で約30分であり、都心に近くて自然に恵まれたバランスの良い立地条件に病院が存在しています。落ち着いた環境のもとで、充実した研修生活を送りたい方を待っています。
研修体制
患者さんやご家族との良い人間関係を保ちながら、プライマリー・ケアに対処できる臨床医を育成するとともに、専門医に必要な基本的知識と技能を取得します。
当院では幅広い知識・経験を有する臨床医(総合医・家庭医)の育成の理念から、敢えてスーパーローテート方式のプログラムに基づき、内科、外科、小児科、救急、麻酔、緩和ケア科を基本診療科とし、地域医療、産科、精神科を必修診療科として、合わせて64週間で効率良く研修して頂くこととなっています。残り20週間は選択診療科として各研修医個別のプログラムを組むことが可能となっています。特に重点医療(救急・がん医療)に関連する診療科である循環器内科、整形外科、放射線科(診断・治療)、検査科(病理)については研修体制が整っています。CPCのほか地域医療支援の研修会が行われております。









プログラム例

- 必修項目
院内感染や性感染症等を含む感染対策
予防接種等を含む予防医療
虐待への対応
社会復帰支援
緩和ケア
アドバンス・ケア・プランニング(ACP)
臨床病理検討会(CPC)
病院群の構成
- 臨床研修協力施設一覧
指導医数
指導医講習会を修了した医師の数 13
年間スケジュール
4月 | 採用者オリエンテーション 採血・静脈注射研修 |
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5月 | 看護の日イベント参加 |
7月 | レジナビフェア参加 CPC発表 |
8月 | 医局納涼会 |
10月 | CPC発表 |
1月 | 院内症例発表会 |
3月 | 合同発表会 |
参加可能な院内勉強会
研修医が参加できる院内勉強会など
ICT(院内感染対策チーム)
ICTは、当院に関わる全ての人を感染から守ることを目的に、感染対策の強化や、院内の環境整備を行っています。毎月1回の定例会とICTメンバー全員で行う環境ラウンド、週1回ICTコアメンバーで行う環境ラウンドを行っています。感染管理研修として、全職員を対象とする研修を年に2回開催し、講義と演習で、実践力の強化を図っています。


AST(抗菌薬適正使用チーム)
抗菌薬が適正に使用されることを目的に、当院における抗菌薬適正使用支援プログラムにのっとり培養結果や推測される感染臓器からより適切な抗菌薬の選択や使用量の支援や、院内外の抗菌薬の整理、培養採取を推進する活動を行っています。
外部より、感染症科の医師を講師に招き、抗菌薬適正使用に関する研修を年に2回開催し、院内外の多くの医師、看護師、薬剤師が学びを深めています。
毎月1回のAST定例会、週1回ASTメンバーで抗菌薬適正使用支援ラウンドを行っています。
NST(栄養サポートチーム)
NSTは、栄養状態の低下している患者さんに、適切な栄養管理が行われるよう支援することを目的にしたチームです。
>栄養状態を良くすることで治療効果を高めたり、社会復帰を支援することを目指します。たとえば、栄養不良で起こりやすい誤嚥性肺炎などの感染症、褥瘡(床ずれ)などの合併症を減らすといったことが期待できます。
キャンサーボード
キャンサーボードは、がん診療に係るがん患者の病態に応じた適切ながん医療の提供、エビデンスに基づいた有効性の高い治療法の集学的選択、がん患者の意思を尊重した最適で包括的な治療方針の提示・実践のための診療体制の構築を、多職種の出席による開催で年3回程度行っています。
薬剤科勉強会
薬剤科では、1カ月に2回程度昼の休憩時間を利用して、医薬品(新規採用薬等)についての勉強会を開催しています。
興味のある分野・内容による勉強会の企画も致します。
医療連携研修会

地域の中核病院として、地域医療の質の向上を図るため、症例検討会、特別講演会、意見交換会及び連携医研究発表会などを医療連携研修会として毎月行ってます。
臨床研修医の出身大学・進路先
出身大学 | 人数 | 終了後の進路先 |
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筑波大学 | 1 | 東京医科歯科大学 |
北里大学 | 1 | 日本医科大学多摩永山病院 |
山梨大学 | 1 | 当院循環器内科 |
香川大学 | 1 | 広尾病院 |
秋田大学 | 1 | 千葉県立救急医療センター |
福島県立医科大学 | 1 | 当院循環器内科 |
三重大学 | 1 | 東京医科歯科大学医学部付属病院 |
愛媛大学 | 1 | 自治医科大学附属さいたま医療センター |
佐賀大学 | 1 | 東京大学医学部附属病院 |
高知大学 | 2 | 当院シニアレジデント、東京大学医学部附属病院 |
杏林大学 | 1 | 立川病院 |
杏林大学 | 1 | 駒込病院 |
杏林大学 | 1 | 国立病院機構埼玉病院 |
獨協医科大学 | 1 | 杏林大学医学部付属病院 |
滋賀医科大学 | 1 | 多摩総合医療センター |
東京医科大学 | 1 | 東京医科大学病院 |
東京女子医科大学 | 1 | 東邦大学医療センター大橋病院 |
島根大学 | 1 | 当院内科 |
マッチング実績
募集人数 | 応募人数 | マッチング結果 | 採用実績 | |
---|---|---|---|---|
30年度 | 4 | 10 | 4 | 4 |
元年度 | 3 | 24 | 3 | 3 |
2年度 | 4 | 14 | 4 | 4 |
3年度 | 5 | 28 | 5 | 5 |
4年度 | 5 | 25 | 5 | 5 |
待遇
身分 | 多摩南部地域病院 任期付病院職員(常勤) |
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勤務日数 | 週5日 別途、当直研修あり |
給与・諸手当 | 報酬月額 276,675円 当直手当(13,175円) 賞与(年2回) 交通費 |
各種保険 | 健康保険、厚生年金、雇用保険 |
職員住宅家賃 | 月15,000円 |
その他補助 | 学会参加費、旅費、宿泊費、専門・認定医資格の登録更新及び学会入会費・年会費について一部補助あり |
各科紹介
- 内 科
- 内科医を目指すにあたり大切なのは、初期診療をgeneralに行えることと、その後、各分野の専門領域の医師にConsultしつつ診療をすすめ、可能な限りの診断名をつけることができることです。さらに、内科専門領域にすすめば、その専門的医療が自分で行えるようになります。
つまり、ひとつの疾患について診断から治療までをコーディネートできる司令塔的な存在の医師が内科医であり、院内において診療の中心的役割を果たしていけるようになることが目標です。できる限り色々な疾患を目の当たりにしながら、冷静に適切に対応できる精神力・技術力を養ってください。【経験できる手技など】
・胸腔穿刺
・腹腔穿刺
・中心静脈カテーテル挿入
・腹部超音波検査
・消化管内視鏡検査など
- 循環器内科
- 循環器内科は心筋梗塞時の緊急カテーテル検査や、重症の心不全では気管内挿管を含めた集中治療を行い、心室頻拍などの重症不整脈に対しては電気的除細動を施行するなど、内科系の中では最も救命救急的な診療行為の多い分野だといえます。そのため速やかな決断が必要とされる場面も多いのですが、救命し得たときの満足感は他の科では得られないものがあります。
一方、不整脈の治療においては心電図の詳細な検討を行う必要がありますが、当院ではカテーテルアブレーションやペースメーカーの植え込みを行っている専門のスタッフもいますので、基礎的な研修だけでは物足りない方にも魅力ある科だと考えています。【経験できる手技など】
・心臓カテーテル検査(補助)
・ペースメーカー植込み術(補助)
・スワンガンツカテーテル挿入など
- 小児科
- 小児科は、小児が対象の総合診療科であり、全身的・全臓器的に心の問題も含め患者を診ることができます。小児医療の幅は広く、予防接種や健康診断などの健常児の管理もあれば、専門分野に進んで未熟児・心臓・血液疾患などそれぞれの分野でエキスパートとして活躍できる場もあります。
当院小児科では、専門的診療は行っておりませんが、地域医療支援病院としての性質上、感染症やアレルギー疾患といったいわゆるcommon diseaseを対象としていますので初期研修として短期間で小児科を経験するのには適していると思います。【経験できる手技など】
・乳幼児の採血・末梢静脈路確保
・血液培養、カテーテルによる採尿・尿培養
・腰椎穿刺・髄液培養
・排尿時膀胱尿道造影
・腸重積の整復術など
- 外 科
- 外科は、消化器・乳腺疾患を中心に診療を行っています。特に総合がん治療を重点的に行っています。がんの診断から緩和ケアまで総合的に行います。
外科治療のみならず、内視鏡を含めた診断・検査・処置、がん化学療法、栄養管理も行っています。
2次救急も重点を置いて、幅広い視点でプライマリーケアを行っています。
- 整形外科
- 整形外科の対象は、運動器(骨、関節、筋肉、靭帯、神経)の障害で、新生児の先天性股関節脱臼から100歳を超える高齢者の大腿骨頚部骨折まで非常に幅広いのが特徴です。
大腿骨骨折によって歩行不能に陥った超高齢者が手術によって1~2週間で歩けるようになる様を、膝、股関節の変形により歩行障害になった患者が、人工関節によって痛みが全くなくなり歩行できるようになる様を見ていただきたいと思います。是非、整形外科に見学にいらして下さい。【経験できる手技など】
・Signature
・ナビゲーションシステムなどの最先端の方法を使った手術手技など
- 脳神経外科
- 脳神経外科救急疾患の適切な診断及び治療を行えるようになるため、脳神経外科疾患の基礎的知識や技術を習得します。
脳神経外科疾患の手術を経験し、外科医療の基本を取得します。
1 緊急性のある脳神経疾患の初期治療を習得し、外科治療の適応や今後の適切な治療方針をある程度決定できるようにする。
2 手術を通して、脳神経の基礎(解剖・生理など)に対する理解を更に深め、それら知識と経験を今後の診断や治療などに充分活用していく習慣を身に付ける。
- 皮膚科
- 外部研修になる場合があります。
→現在、常勤医師不在のため、研修できません。
- 泌尿器科
- 腎・膀胱・前立腺などの癌の手術(腹腔鏡手術を含む)を中心に診療しているため、入院患者の半分以上はがん患者となっており、化学療法も入院や外来でおこなっています。次に手術で多いのは尿路結石で、対外衝撃波砕石(ESWL)およびレーザーと内視鏡を用いたTUL(経尿道的砕石)やPNL(経皮的)が可能であらゆる患者さんに対応しており、尿路結石治療センターとして行っています。前立腺肥大症に対するHoLEP(内視鏡レーザー手術)は都内の病院では5本の指に入る数を行っています。
その他には、膀胱機能、尿失禁、男子不妊症、副腎疾患など多種多様な疾患にも対応し、治療しているので、泌尿器科医師となるために充分な知識と技術を研修期間で身につけられます。さらに、国内および海外での学会発表の指導もおこなっているので、希望者からの連絡を待っています。【経験できる手技など】
・腎・膀胱・前立腺などの癌の手術(腹腔鏡手術を含む)
・対外衝撃波砕石
・内視鏡を用いた経尿道的砕石
・前立腺肥大症に対する内視鏡レーザー手術など
- (産)婦人科
- 婦人科では、婦人科一般の診療に加え、子宮筋腫や卵巣腫瘍の治療、さらに婦人科悪性腫瘍や骨盤臓器脱の治療を行っています。
卵巣腫瘍については、主として腹腔鏡下手術を行っています。子宮頸がん・体がん、卵巣がんなどの婦人科悪性腫瘍については、手術だけでなく、放射線治療や化学療法も行っています。さらに骨盤臓器脱の治療では、ペッサリーなどの保存的治療から積極的な手術治療まで各々の患者さんに適した治療を考え実施しています。
きっと、これから臨床医として婦人科を経験することは大きなプラスになると思います。当院で臨床研修を行ってみませんか。【経験できる手技など】
・腹腔穿刺
・胸腔穿刺
・婦人科特有の経膣超音波の使い方の習得
・経膣超音波を使って行うダグラス窩穿刺など
- 眼 科
- 眼科は専門性が高い魅力的な科です。内科的な面と外科的な面を併せ持っており、また最近の検査機器や手術手技、手術機器治療手段の進歩には目覚しいものがあります。ただし、眼だけみているのは偏りすぎであり、全身の一器官として、また感覚器の一器官として診断していく力が必要です。
【経験できる手技など】
・細隙灯顕微鏡を使った基本的な診察、眼底検査の診察手技
・各種機器による眼内の撮影と所見の見方
・白内障手術を中心とした手術の助手など
- 耳鼻咽喉科
- 耳鼻咽喉科はいわゆるマイナー科と言われますが、特徴的なところは老若男女を問わずに・・・特にご高齢から乳幼児まで多岐にわたって診療する領域だということです。
もちろん全身管理も必要ですし、内科的治療に加え外科的治療も行う特徴があります。
最近では、耳鼻咽喉科・頭頚部外科と銘打つ施設が増え、その専門性は高まっています。
興味のある方も無い(かつて無かった)方も一度研修いただくと新たな興味がわくことと思います。【経験できる手技など】
・耳内所見の取り方
・眼振の見方
・口腔内所見の取り方
・扁桃摘出術など
- 緩和ケア科
- 緩和ケア科は、当院で一番新しい診療科です。
終末期医療には、従前から取り組んでいましたが、平成25年7月に緩和ケア外来、緩和ケア病棟を整備し、悪性疾患に罹患している患者さんに、より一層適切な医療を提供する体制が充実しました。
研修では、悪性腫瘍に対する積極的抗がん治療に不応、不耐若しくは望まない患者さんに対し、適切な緩和ケア医療を習得することを目的としています。
一緒に取り組んでみませんか。
- 麻酔科
- 当院の研修プログラムでは、麻酔科は必修の診療科となっており、2ヶ月間研修していただきます。2ヶ月間という短い期間ですので、基本的には手術麻酔が中心となります。周術期における患者の状態の把握研修医が参加できる院内勉強会など、各種モニターの見方、各種医療機器の使い方、麻酔薬や循環作動薬の使い方、静脈路の確保、気道確保、気管挿管、脊髄くも膜下麻酔など、医師となってまだ経験が浅い研修医の先生方が今後医師として必要な最低限の知識や技術を短期間で誰でも習得できるようなプログラムを組んでいます。また麻酔科関連の学会・研究会には積極的に参加することで、研修医の期間からそういった雰囲気に慣れていくことを目的とした指導をおこなっています。なお当院は2011年秋より日本麻酔科学会の認定病院となっており、研修によっては麻酔科標榜医・認定医の取得が可能です。
【経験できる手技など】
・静脈路の確保
・気道確保
・気管挿管
・脊髄くも膜下麻酔など
- 放射線科
- 放射線科は放射線診断部門と放射線治療部門に分かれております。
放射線診断部門では、通常撮影を担当しているのは診療放射線技師ですが、主にCT・MRIや核医学検査に対して検査報告書を作成する業務を行っています。その他主に腹部領域の血管造影検査も行っております。また個別に各科の医師と画像検査に関して連携しております。放射線治療部門では、各科の医師と診療放射線技師と連携して肺がん・子宮がんや前立腺がんなどの疾患に対する放射線治療を行っています。
当院の重要な役割である地域医療連携の一環である近隣施設からの検査依頼や放射線治療依頼などにも積極的に取り組んでおります。【経験できる手技など】
・読影の基礎習得
・放射線治療の基礎など
- 検査科(病 理)
- 病理診断の内容には、病理組織診断、細胞診、病理解剖が含まれており、病理診断を担当する医師が「病理医」です。病理診断は、治療方針を決定する上で重要な位置を占め、病理診断科は病院の根幹を支える中央診療部門です。
現在、社団法人日本病理学会が認定した病理専門医のうち、実際に医療現場で働いている医師は2000名程しかなく、将来疾患の診断・治療に支障を来たす可能性があります。
我々は若い力を必要としています。あなたも病理医を目指してみませんか?
先輩からのメッセージ
研修者の声
ジュニアレジデント(R4採用 Mさん)
豊かな知識と経験でご指導くださる上級医の先生方、私達と近い目線で一緒に考えてくださるシニアレジデントの方々、そして気軽に何でも相談できる2年目の初期研修医の先輩方から日々直接学ぶことができます。
研修医室は和気藹々としており、採血の練習など自主的に取り組んでいます。手技をする機会に恵まれる一方、自学する時間も確保できるため、自分のペースで研修したい人にはお勧めです。ぜひ一度見学にお越しください!
(先輩)医師からのメッセージ
地域医療の最前線で私達と共に成長していきましょう。

当院は南多摩医療圏の中核病院です。病床数は約300床と大病院とは言えませんが、その分幅広い症例を体験できると思います。当然ながら一般臨床では「世界に数百例しかいない疾患」よりも「80歳台の肺炎」「60歳台の糖尿病」の患者さんの方が圧倒的に多いのです。自分自身を振り返っても、臨床研修で一般臨床の実際を知る事は重要であり、研修の後で皆さんがどんな世界に進むとしても大きな財産になると思います。
当院の特徴として、診療科間の連携がスムーズである事が挙げられます。科ごとの垣根が低く、協力しあえる雰囲気があります。院内で急変があった際には駆けつけたドクターの数が10人を超え、部屋からあふれ出てしまう時もありました。
また仕事の外でも、普段からドクター同士の仲が良く、登山やドライブなどを楽しんでいます。
市中病院の業務は多忙なためどうしても「症例を突き詰めて考える」事が忘れられやすい面があり、この点を意識して取り組む必要があります。特に複数疾患を持つ高齢の患者さんにあっては、頭を整理して向きあうという訓練が必要と思います。当院では剖検となった症例についてCPC(臨床病理検討会)での検討を毎年必ず行い、また研修医の学会発表にも力を入れています。また内科研修では週一回の総回診の際、A4版1枚程度の簡潔なサマリーを受け持ち症例について書き、プレゼンをして貰っています。臨床研修の教育プログラムは今、どの病院も力を入れていますが、突き詰めればどれも目標は「実際に診た症例について詳しくなっていく」という点に尽きると思います。究極的に臨床医学は実学であり形態学なのだと思います。
若いドクターの加入は我々にとっても刺激となります。是非共に学び、診療をしていきましょう。

当院は、東京郊外にあり閑静な住宅街に位置しております。
当院の美点は、スタッフの雰囲気がよいことです。
部署間の垣根も低く、いろいろすぐに頼んだり実行してもらったりと、快適に仕事ができることが多いです(もちろん個性はいろいろで困ることもありますが)。
勤務して10年になりますが、私が勤務・バイトした多数の病院の中では環境は最高で、研修医として働くにはよい環境だと思います。
残念ながら、診療科によっては常勤医や専門医が一部不足しておりますが、大学病院等で研修できるプログラムを組んであります。
人間関係のストレスが少なく、自分の存在価値も実感できて、大病院のように埋もれてしまうことはありません。ご興味があったら、是非、一度ご来訪ください。


私は、この多摩南部地域病院で臨床研修医、内科医として4年間お世話になり、10数年たった現在は多摩市内の一開業医として地域の診療にあたっています。
”たまなん”での4年間を振り返ってみますと、約300床と中規模ながら、実に多くの経験を積むことができたと思います。
貴重な症例を近隣の開業医の先生から数多くご紹介頂き、また、患者さんやその御家族に関わる中で悩んだり喜んだり、医師として人間としてとても多くのことを学びました。院内のスタッフ同士は仲が良く、医師間では他科のコンサルトや、コメディカルスタッフからの視点での意見など、コミュニケーションがとりやすく仕事のしやすい環境でした。南多摩医療圏の中核病院としての機能を果たすべく、病院自体に非常に活気があり、その勢いに自然に乗っていたと思います。その後何ケ所かの病院で勤務しましたが、やはり一番愛着ある病院です。院内の雰囲気がとにかくいいと感じます。
今は近くのクリニックで診療をしています。”たまなん”時代にご紹介いただいた近隣の先生が私を覚えていてくださったり、当時受け持った患者さんがわざわざ調べて来てくださったり、今なお、”たまなん”繋がりがあります。また、地域の方の”たまなん”に対する信頼と期待はとても大きいものと改めて感じています。
ぜひ臨床研修医の先生方には御自身の研鑚は勿論ですが、そういった院外からの期待を感じて、”たまなん”を更に盛り上げていただきたいと思います。
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