薬剤科

薬剤科

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薬剤科は、常勤・非常勤の薬剤師21名、薬剤作業員4名の計25名で構成されています。

主な業務内容

調剤業務

調剤

調剤イメージ

外来の患者さんには院外処方せんを発行しています。かかりつけ薬局 または お近くの保険薬局で薬をお受け取りください。調剤室では、入院患者さんを中心とした業務を行っています。複数の薬を飲み間違いのないように一包化したり、配薬ケースにセットしています。薬袋に薬品名や注意事項を印刷し、患者さんが正しく服用(使用)できるように努めています。また、必要に応じて薬の説明書や、手帳シールを提供しています。処方された薬の用法や用量、複数の薬が処方された場合はそれぞれの薬の飲み合わせ、腎機能、肝機能などの検査値をチェックし、疑問がある場合は、必ず処方した医師に問い合わせをしたうえで調剤します。

入院患者の持参薬確認

持参薬確認

お薬受け渡し窓口で、その日に入院する患者さんが日常服用している薬の種類や飲み方を確認しています。受け取った薬の名前、数量、飲み方を電子カルテに登録し、薬の服用状況や内容を他のスタッフと共有しています。

患者・地域サポートセンター業務

支援センター

手術や内視鏡検査予定の患者さんが服用している薬の情報を事前に確認しています。事前に中止する薬があるか等を薬剤師が確認し、手術や内視鏡検査が問題なく受けられるよう患者さんに説明しています。

病棟担当者との連携

調剤室では様々な業務のなかで、薬の用法、用量について確認や変更がある場合、注意が必要なお薬が新しく始まる場合など各病棟担当薬剤師に情報提供し、適切に薬が使われるよう薬剤師同士で連携しています。 

注射業務

注射業務

毎日投与する点滴や注射薬を、処方せんに基づき、アンプルピッカーを使用し、患者さんごとにセットしています。注射薬の投与量、投与速度、投与期間、配合変化、患者さんの血液検査値なども考慮し、適正使用に努めています。 抗がん薬については、予め決められた投与方法と投与量にそって処方されているか、投与する際に、患者さんの体重や血液検査値などに問題がないかを確認し、安全な治療に努めています。

病棟業務

薬剤管理指導業務(服薬説明) 

入院患者さんのお部屋にうかがい、患者さん一人ひとりが安心して薬を使うことができるよう説明を行っています。退院時には、入院中から退院までの薬物治療について必要な情報をお薬手帳に記載し、説明しています。その他、当院をはじめ他の医療機関、南多摩薬剤師会と連携し、患者さんの個々の情報を共有できる『情報共有用紙』を交付しています。

病棟薬剤業務

病棟薬剤業務

「医薬品のあるところに薬剤師あり」当院では、すべての一般病棟に担当の薬剤師を配置し、様々な角度から医薬品が適正に使用されているかを判断しています。また、病棟カンファレンスや回診に同行し、医師をはじめとする他の医療スタッフからの質問、相談に迅速に対応しています。
薬のそば、患者さんのそばに薬剤師が居ることで、安全かつ有効な薬物治療に貢献しています。

注射薬混合調製業務

抗がん薬のミキシング

ミキシング

抗がん薬は、取扱いに十分な注意が必要な薬剤で、直接触れない環境で調製する必要があります。当院では、すべての抗がん薬について、薬剤科で調製を行っています。薬剤師が衛生に配慮し、正しい投与量かどうか再度確認しながら調製を行うことで、患者さんだけでなく、医師、看護師も安全に投与を行うことができます。

中心静脈栄養のミキシング

食事ができない患者さんへの栄養補給方法の一つとして高カロリー輸液があります。この調製を無菌調製室の清潔な環境下で実施しています。栄養に富んでいると細菌汚染されやすいという側面があることから、クリーンベンチにて無菌操作を行うことで、衛生的に調製することができます。

医薬品情報業務(DI:Drug Information)

DI

医薬品を適正に使用するため、投与量、副作用、相互作用などの様々な情報を収集し、その情報が適切なものか評価しています。収集した医薬品情報は、医師、薬剤師、看護師などの医療スタッフや患者さんへ提供しています。また、医療機関で発生した副作用情報を収集し、新たに見つかった副作用や重大な副作用について厚生労働省に報告しています。薬事委員会の事務局として、病院内で使用する医薬品の採用・安全管理等を担っています。また、新薬や薬物療法で必要となる知識の勉強会を行っています。地域の保険薬局の方も参加可能です。是非ご連絡ください。

医薬品管理業務

医薬品が適正に使用され、患者さんの治療が円滑に進むように、薬の購入管理、供給、品質、在庫管理を行っています。麻薬や向精神薬など、法的に特殊な管理を要する薬に関しては、法規制にのっとり、確実な管理を実施しています。

製剤業務

薬剤の中には医療現場で必要とされているものの市場流通がない薬剤があります。これらの薬剤を医師の依頼に基づき、調製をしています。院内製剤には、内用薬、注射薬、軟膏剤、点眼液や消毒薬などがあり、調製の方法も各々異なります。調製に当たっては、倫理的妥当性を含めて十分検討し、クリーンベンチや高圧蒸気滅菌機、無菌室(クリーンルーム)などを利用し 、適正な手順で行っています。

チーム医療の推進

チーム

当院では、患者さんとそのご家族を中心として医師、薬剤師、看護師、管理栄養士、臨床検査技師、診療放射線技師など様々な医療スタッフがそれぞれの専門分野を生かして実施する「チーム医療」を推進しています。チームでは、対象の患者さんに対して、各医療スタッフが専門知識から意見を出し合って、最適な治療を行えるよう活動しています。

抗菌薬適正使用支援チーム(Antimicrobial Stewardship Team:AST) 

抗菌薬の使用を適切に管理・支援することで耐性菌の発生を抑制することに努めています。

感染対策チーム(Infection Control Team:ICT)

感染の発生を監視し、消毒薬の適正使用による院内感染防止に努めています。

栄養サポートチーム(Nutrition Support Team:NST) 

患者さんの最適な栄養管理にむけて、週1回カンファレンスと回診を行っています。その中で、輸液の投与設計や経腸栄養医薬品についての情報提供や各種栄養療法による栄養状態の評価を行い、よりよい栄養療法を目指しています。

緩和ケアチーム(Palliative Care Team:PCT)

医療用麻薬や症状を緩和するために使用している薬剤が適正に使用されているか、効果、相互作用、副作用等のチェックを行い、チームメンバーでディスカッションしながら適切な薬剤の選択や処方提案を行っています。

認定・専門薬剤師(2022年4月現在)

感染制御専門薬剤師1名日病薬薬学認定薬剤師2名
感染制御認定薬剤師2名日本薬剤師研修センター認定薬剤師5名
抗菌化学療法認定薬剤師2名緩和薬物療法認定薬剤師1名
がん薬物療法認定薬剤師2名緩和医療暫定指導薬剤師1名
栄養サポート(NST)専門療法士1名臨床救急認定薬剤師1名
小児薬物療法認定薬剤師1名日本医療情報学会認定医療情報技師1名
認定実務実習指導薬剤師6名日本中毒学会認定クリニカルトキシコロジスト1名
医療薬学専門薬剤師1名

研修制度について

院内勉強会について

勉強会

新規採用医薬品や各種ガイドライン改訂等の勉強会は昼休みを利用して定期的に開催しています。AST、NST、PCTなどのチーム医療勉強会や外部講師による講演会も活発に行っています。

チェックリストを用いた育成プログラム

新規採用から5年目までの期間に適切な薬物療法を提供できる能力を創出し、チーム医療を実践できる薬剤師の育成を目指します。1年目の職員は、都立病院と共通で作成した「薬剤師育成チェックリスト」を用いて、基本業務の項目別到達度を評価しながら、確実に基礎を習得します。2~5年目職員は、育成計画にそったスケジュールにより臨床能力の向上を継続的にはかります。

専門性向上研修

職員を対象に職務遂行に必要な専門知識を習得し、能力向上をはかるとともに職場をリードできる人材を育成するため、外部講師を招き、年数回行っている研修に参加できます。

資格支援

常勤職員として採用後3年目以上の職員を対象に、取得難度の高い学会認定資格に対し、服務上金銭上の支援を行います。病院運営の中枢を担い、医療の高度・専門化に対応できる職員を育成するためです。

地域連携について

薬薬連携(薬剤師の方)をご覧ください。

薬学生の実務実習受け入れについて

薬学教育6年制に伴い、長期実務実習の薬学生を受け入れています。また、薬学部1年次の初期見学等薬学生の受け入れも実施しています。
昨年度長期実務実習受け入れ人数実績第2期:2名、第3期:2名

就職を希望される方へ

●常勤職員を希望される方は、独立行政法人東京都立病院機構のホームページをご覧ください。

●契約社員(薬剤師)を希望される方は、当院の採用情報をご覧ください。

●薬剤科見学(薬剤師、薬学生)も随時開催しております。薬剤科見学についてのお知らせ ~当院で働いてみたい方へ~をご覧ください。