東京都立松沢病院

松沢病院の外観
所在地〒156-0057
世田谷区上北沢二丁目1番1号
電話番号03-3303-7211(代)
予約電話番号03-3303-8379
ホームページhttps://www.tmhp.jp/matsuzawa/

主な医療

精神科急性期医療/精神科救急医療/思春期・青年期精神科医療/精神科身体合併症硫黄/アルコール等依存症医療/認知症医療/精神将棋者歯科医療

特色

(1)精神科救急・急性期医療の提供

都の精神科医療の拠点として、「東京都精神科夜間休日救急診療事業」に参画し、夜間休日の精神科救急に対応するほか、一般の精神科病院では対応困難な専門性の高い急性期の精神疾患に対応しています。
多くの保護室を有する救急病棟3病棟のほか、個室を多く有する急性期病棟5病棟を備え、急性期の患者を迅速に受け入れる体制を整備しています。入院治療に当たっては、隔離や身体拘束を最小限にし、適正な薬物療法と十分な心理的対応のほか、患者さんの状態に応じて、心理療法・服薬指導・作業療法・ケースワークを多職種チームにより早期から行います。
また、精神科クリニカルパスを用いて、入院の長期化防止・治療の標準化等、医療の質の向上を目指しています。さらに、退院後は、デイケアや訪問看護等を活用し、早期の社会復帰を支援しています。

(2)精神科身体合併症医療の提供

精神疾患を有する患者の身体合併症診療には、当院の最も重要な責務のひとつとして取り組んでいます。「東京都精神科患者身体合併症医療事業」などを通じて、他の精神科病院から身体合併症を有する精神疾患患者を受け入れるとともに、精神症状のために一般病院で診療が難しい患者にも対応しています。
身体合併症診療に対しては、内科、神経内科、外科、整形外科、脳外科等の専門家が一体となって「一般科」を構成し、精神科医と密接に連携して診療に当たります。施設としては手術室4室のほか、内視鏡室、透析室も備えており、病床としてはMPU病棟(精神病床)と開放病棟(一般病床)を合わせて、内科系113床(結核18床含む)、外科系63床を有しており、結核患者の入院治療にも対応しています。

(3)認知症医療への取組

都の「認知症疾患医療センター」の指定を受け、高齢化に伴い増加する認知症の患者と家族が住み慣れた地域で安心して生活していけるよう、専門医療機関としての取組を行っています。
「もの忘れ外来(予約制)」では、初診日に専門医による診察に加え、心理検査・MRI等の一連の検査を行い、次回の診察時に診断結果を伝える、いわゆる「ワンストップ診療」を実施しています。
認知症治療病棟(36床)や身体合併症に対応できる病棟(41床)を備え、症状増悪時に速やかに対応できる体制を整備しています。
「もの忘れ家族教室」、「専門医による認知症家族相談」、「ものわすれよろず相談」を企画・開設し、多方面から患者及び家族の支援を行っています。

知症病棟の写真
認知症病棟
各病室に目印の花のデザインの写真
各病室に目印の花のデザイン
公開講座(もの忘れ家族教室)の開催の様子
公開講座(もの忘れ家族教室)の開催

概要

規模

入院898床(一般90床、精神808床)

職員数

917人

診療科目

精神科、内科、神経内科、外科、整形外科、脳神経外科、放射線科、麻酔科、歯科

施設承認

地域一般入院料3、精神病棟入院基本料(13対1入院基本料)、入院時食事療養(Ⅰ)、精神科救急急性期医療入院料1、精神科急性期治療病棟入院料1、特殊疾患病棟入院料2、脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅱ)、運動器リハビリテーション料(Ⅰ)、精神科作業療法、精神科デイケア(大規模、小規模)、精神科ショートケア(大規模、小規模)等

指定状況

東京都認知症疾患医療センター、依存症専門医療機関、依存症治療拠点機関、心神喪失者等医療観察法指定入院・通院医療機関、東京都災害拠点連携病院、東京都救急告示医療機関 等

交通案内

京王線:八幡山駅下車 徒歩5分

松沢病院ギャラリー

本館診療棟全景の様子
本館診療棟全景
外来エントランスの写真
外来エントランス
精神科外来受付の写真
精神科外来受付
病棟風景の様子
病棟風景
アートインホスピタルの写真
アートインホスピタル
中庭の様子
中庭