麻酔科 診療内容

診療内容

(1)麻酔管理

 小児麻酔の専門医師のもと、生まれたての赤ちゃんから成人まで、手術あるいは負担の大きい処置や検査をお受けになるすべての患者さんの全身麻酔管理を行っています。また、術後の痛み治療について、麻酔科が24時間体制で対応します。

(2)日帰り手術

 日帰り手術を積極的に行っており、以下の診療科・対象手術で実施しています。
令和2年度より土曜日の日帰り手術も行っています。お子様は学校や幼稚園・保育園をお休みすることなく、保護者の方は仕事をお休みすることなく手術を受けていただけます。 詳しくは主治医の先生にお尋ねください。

外科ソケイヘルニア、陰のう水腫
形成外科副耳手術、母斑手術など
耳鼻咽喉科鼓膜チューブ挿入手術
歯科埋伏歯抜歯、う蝕歯治療

(3)麻酔科外来

 外来日:月曜~金曜、時間:9時00分~16時00分
 全身麻酔の方法やリスクについて麻酔科医師から説明します。(手術前に外来受診していただきます)。
 硬膜外麻酔や各種神経ブロックなど、全身麻酔に併用して行う麻酔方法がある場合は、詳しく説明いたします。大きな手術では、侵襲のあるモニタリングについてもお話しすることがあります。
 いままでにかかった病気や現在、治療を受けている病気、飲んでいるお薬、アレルギーや普段のお子様の状態などについてお聞きし、麻酔に関する疑問やご不安にお答えいたします。

(4)ペインクリニック外来

 現在、ペインクリニック外来は行なっておりません。急性期、慢性期の痛みの管理に詳しい麻酔科医も勤務していますので、お話しをお聞きになりたい場合には、まず主治医の先生にご相談ください。

(5)手術・麻酔を受ける予定のあるお子さんおよびご家族へ

手術・麻酔を安全に受けていただくために、以下のような疾患では回復までの一定の期間、手術を延期することがあります。また、病状や手術の緊急性によってはリスクを説明しご理解いただいた上で延期しない場合もあります。
該当する場合には、お手数ですが、主治医または麻酔科外来までお申し出、ご連絡ください。

(5-1)肺炎、RSウイルス感染、麻疹、風疹、水痘

治ってから(例えば通学可能になってから)手術までに4週間間隔をあける

(5-2)インフルエンザやいわゆる風邪症候群などの上気道炎

治ってから(例えば通学可能になってから)手術までに2週間間隔をあける

(5-3) 症状が発熱のみ

上気道および下気道症状がない場合には、診察の上、全身状態を判断します

(5-4) 喘息

最終発作から手術までに4週間間隔をあける

(5-5) けいれん、てんかん

最終発作から手術までに4週間間隔をあける
脳性麻痺など重度心身障害のある場合には、個別にご相談させていただきます

(5-6) ワクチン接種

術前、術後のワクチン接種については、入院の準備をご覧いただくか、主治医もしくは麻酔科外来にお尋ねください。