小児科

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特色・専門領域

当院小児科は、地域の小児科と連携して一般小児疾患を治療することを重点とするとともに、小児アレルギー疾患、肥満症・メタボリックシンドローム、小児精神・神経疾患など専門領域の診療も対応しています。これらの専門領域は、国内の主要な学会から施設認定されています。更に、疾患の治療ばかりでなく子供たちの健やかな未来に向けた活動も行っています。

小児アレルギー疾患

気管支喘息、食物アレルギーなどを対象としています。食物アレルギー児に対する食物経口負荷試験(短期入院)や幼児喘息を対象とした呼吸機能検査、プリックテストなどの専門的な検査を受けることができます。喘息発作や食物によるアナフラキシーショックへの救急対応も可能です。当科は、日本アレルギー学会教育施設に認定されています。

小児生活習慣病・小児メタボリックシンドローム

肥満、高脂血症、高血圧、糖尿病などの小児生活習慣病に対する精密検査、生活指導、治療を行っています。また、血管超音波検査や脈波検査を用いた小児期からの早期動脈硬化の診断も可能です。当科は日本肥満学会の肥満症専門施設の認定を受けており、肥満症やメタボリックシンドロームに対する専門医療を受けることができます。

小児心疾患

先天性心疾患、川崎病の診断や治療を行っています。心臓超音波検査、24時間ホルター心電図検査等が可能です。

小児精神・神経疾患

運動・ことばの遅れ・てんかんなどの相談・治療や、不登校・心身症・発達障害などへの対応を行っています。(てんかん等の小児神経疾患の新規受付は現在停止しています)心理相談は、予約の前にいったん医師の診察を受けていただきます。

(専門外来の予約は紹介状をお持ちの上、予約センターでお受けします。紹介状が無い場合は、平日の一般外来(土曜日は除く)の予約を取得し医師と御相談ください。)

外来診療のご案内

  • 一般外来診療は午前中のみです。(当日入院など緊急性のある紹介患者さんは終日お受けしています)
  • 紹介状をお持ちの方はお電話でご予約をお取りください。
    予約センター
  • お子さんの体調不良時は、まずお近くの小児科の先生の診察をお受けください。
  • 当日入院が必要など、緊急に受診いただく必要がある場合は、ご家族ではなく、医療機関からご連絡をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
  • 紹介状がなくても予約・受診いただけますが、その場合、選定療養として非紹介患者初診加算 7,000円をいただきます。できるだけかかりつけの先生からの紹介状をお持ちください。

関連リンク

診療実績(入院)

  • 広尾病院小児科では、熱性痙攣、気管支喘息発作、川崎病、尿路感染症など、小児の一般疾患を幅広く診療しています。
  • RSウイルス感染症や感染性胃腸炎などの感染症にも対応しています。
  • 病棟は、保護者の付き添いが不要な大部屋・2床部屋・隔離用の個室と、保護者が患者さんと一緒に泊まれる有料の個室(3室)をご用意しています。
    小児科病棟のご案内
主な疾患2024年度2023年度
呼吸器疾患肺炎・気管支炎5438
気管支喘息発作3937
代謝・消化器疾患胃腸炎5162
ケトン性嘔吐症・低血糖87

アレルギー・リウマチ

疾患(負荷試験を除く)

川崎病3023
アナフィラキシー2525
腎・泌尿器疾患尿路感染症612
精神・神経・心身症熱性痙攣4257
無熱性痙攣107
摂食障害・起立性調節障害など1115
主な感染症RSウイルス6674
マイコプラズマ363
インフルエンザ3419
SARS-CoV2(コロナウイルス)2626
ヒトメタニューモウイルス2025

主な医療設備

マルチスライスCT装置(全科で共同使用)、心血管造影装置(関連診療科で共同使用)、トレッドミル検査装置(関連診療科で共同使用)、ホルター心電図(関連診療科で共同使用)、小児用超音波診断装置(心臓、腹部、血管)、血管内皮機能解析ソフト、脈波速度計測装置、体脂肪率測定装置、身体活動モニター、呼吸機能検査装置(関連診療科で共同使用)、ポータブル型呼吸抵抗測定装置、新生児用人工呼吸器、小児用人工呼吸器、新生児聴覚スクリーニング検査機器、水銀レス自動血圧計(新起立試験用)、血液ガス分析測定装置、小児慢性疾患診療支援システムなど

外来診療担当医

小児科の外来担当表はこちらをご覧ください。

最終更新日:2025年9月5日