
蕨陽子 部長
プロフィール
略歴
1996年 新潟大学医学部医学科 卒業
同年 新潟大学脳研究所神経内科 入局
2001年 東京都立神経病院に就職
2003-2007年 東京都神経科学総合研究所の研究員を兼務し神経免疫学を学ぶ
2007年 新潟大学医学博士号取得
2016年 東京都立神経病院 脳神経内科医長
2022年4月- 東京都立神経病院 脳神経内科部長
専門領域
神経免疫疾患:多発性硬化症/視神経脊髄炎、MOGAD、重症筋無力症
受賞
2022年3月 Top Cited Article Award 2020-2021
(published in Special Care in Dentistry)
業績
Google Scholar:論文サイト(外部リンク)
研究費
KAKEN:課題リスト(外部リンク)
研究紹介
神経免疫疾患の病態解明と治療法の確立、さらに患者さんの生活の質(QOL)の向上を目標として、臨床研究に取り組んでいます。これまで、多発性硬化症(MS)と視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)の病態や治療に関する研究成果を世界に向けて発信し、診療指針にも影響を与える知見を報告してきました。なかでも、視神経脊髄炎スペクトラム障害に対するインターフェロン治療の問題点や、進行性病態に関する報告は、国際的にも広く引用されています。
近年は、重症筋無力症に対する分子標的治療の有効性・安全性や、多発性硬化症および視神経脊髄炎スペクトラム障害におけるライフステージに応じた治療戦略について研究を進め、臨床に役立つエビデンスの発信に努めています。また、新型コロナウイルス感染症流行時には、都立病院のチームリーダーとして臨床研究を推進し、4編の論文を発表しました。脳神経内科医の視点から、摂食嚥下機能や口腔衛生などの臨床課題を研究テーマとして取り上げ、その成果を国内外へ発信しました。このうち1編は、掲載誌 Special Care in Dentistry の「Top Cited Article Award 2020–2021」を受賞しています。
若手医師の研究指導にも力を入れており、国際学会(PACTRIMS)での発表から論文執筆まで継続して支援しています。これまでに若手医師を指導した論文は15編に上り、研究活動を通じて神経難病診療の発展と次世代の脳神経内科医の育成に取り組んでいます。

