腎臓内科

腎臓内科

診療内容

  • 慢性腎臓病の診断、治療
    慢性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、糖尿病性腎症、多発性嚢胞腎、慢性腎不全などのいわゆる腎臓病が含まれます。自覚症状が全くなく健診の検尿で潜血や蛋白を指摘されることで発見される病気もあります。ネフローゼ症候群のように大量の蛋白尿により全身の浮腫を来す病気もあります。腎臓の組織検査(腎生検)により確定診断と、病期の診断をして的確な治療を行います。
  • 急性腎障害の診断、治療
    いろいろな原因により急速に腎臓の機能が障害される、急性腎不全や急速進行性腎炎などの病気です。様々な原因により引き起こされるので、的確な診断と迅速な治療が必要です。当院は救命救急センターを要する急性期病院ですので、急性腎障害の治療経験が豊富です。
  • 高血圧の診断、治療
    高血圧には明らかな原因のない本態性高血圧、腎臓の障害が原因の腎性高血圧、ホルモン異常が原因の内分泌性高血圧があります。可能な限り原因診断を行って適切な治療をします。
  • 透析治療の準備と開始
    腎臓の機能が10%以下に低下すると透析治療が必要になります。透析治療には血液透析(HD)と腹膜透析(PD)があります。当科では患者さんの状態に応じてどちらの治療法も行えます。短期入院にて透析準備のための手術を行い、安定した状態で透析を開始できるよう心がけています。

特色

早期発見・早期治療

腎臓病は自覚症状が少なく、気がつかないうちに進行していることが多い病気です。病気が進行してしまうと、有効な治療法があまりありません。当科では早期の腎障害の発見、診断、治療に取り組んでいます。早期の腎障害の診断には、腎生検という検査が不可欠です。当科では年間50~60例の腎生検を行っています。生検を診断する病理科の医師と定期的にカンファレンスを行い、最終的な診断を行っています。診断結果に基づいて、個々の症例ごとに最適な治療を行うように心がけています。

関連診療科・部門

2019年4月12日 最終更新