輸血科

輸血科

診療内容

輸血科は、輸血管理業務、自己血採血・瀉血業務、末梢血幹細胞採取業務を行っています。当院は、日本輸血・細胞治療学会認定施設として認可され、輸血管理料(1)施設基準を取得しています。
輸血科は、輸血管理、自己血採血、瀉血、自己末梢血幹細胞採取を業務としていて、患者さんが直接予約、受診する診療科ではありません。

輸血管理業務

輸血用血液の有効利用、適正使用を推進するために、各診療科との協力のもと、安全で、かつ適正な輸血医療を実践しております。クリニカル・インディケーターとして、FFP/RCC比、アルブミン/RCC比や廃棄率などを用い、輸血療法委員会で公表し、適正使用、有効利用に関する認識を深める努力をしております。また、輸血療法委員会で適正使用や輸血副作用などの症例検討を行い、診療科医師にはより一層、輸血用血液の適正使用を理解していただくようにしています。

自己血採血業務

整形外科、リウマチ膠原病科、胸部心臓血管外科、泌尿器科、婦人科、産科など待機的手術に対する貯血式自己血輸血を積極的に行っています。自己血採血は、週3回(月・水・金曜日、主に水曜日)実施しています。

瀉血業務

内科からの依頼で、真性赤血球増加症、薬物治療抵抗性慢性活動性肝炎に対する瀉血療法を行っています。患者さんが直接予約、受診する診療科ではありません。瀉血は、週3回(月・水・金曜日、主に月・金曜日)実施しています。

自己末梢血幹細胞採取業務

内科からの依頼で、自己末梢血幹細胞採取業務を行っています。主な対象疾患は、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、一部、急性骨髄性白血病などの血液疾患です。採取された末梢血幹細胞は、造血幹細胞移植として使用されます。

特色

自己血採血、瀉血業務において、採血による合併症防止対策に重点を置いています。また、採血合併症である血管迷走神経反応や血腫形成に対する予防対策を行っており、患者さんには安心して自己血採血、瀉血を受けていただいています。

主な医療設備

  • 末梢血幹細胞採取装置
  • 血液製剤放射線照射装置

2017年8月14日 最終更新