腎泌尿器外科 - 前立腺癌:その他の治療

放射線外照射治療(IMRT)

前立腺全摘除術と同様に、前立腺がんに対する中心的な治療法の一つです。放射線治療部と連携して治療にあたっています。病状により、ホルモン療法との併用療法を行います。また前立腺全摘除術後の病理結果や経過によっては、補助療法もしくは救済療法として放射線療法を追加することもあります。入院は必要ありませんが、2か月弱程度の通院が必要です。

積極的監視療法(アクティブ・サーベイランス)/待機療法

前立腺がんの診断がついても上述の治療を行わず、腫瘍マーカーやMRI画像などで病状の変化を定期的に観察していく方法です。積極的監視療法ではがんの悪性度が低いことが前提ですが、待機療法では患者さんのご年齢・お体の状態・ご希望などを考慮の上、総合的に判断します。

ホルモン療法

前立腺がんに特徴的な全身療法です。男性ホルモンを抑える注射、もしくは精巣を摘出する手術が基本となり、病状に合わせて内服薬(抗男性ホルモン剤、女性ホルモン剤、副腎ステロイド、副腎ホルモン合成阻害剤など)を併用します。転移のある前立腺がんがホルモン療法の対象となります。また、転移のない前立腺がんであっても、前立腺全摘除や放射線治療と併せて集学的治療の一環として行うこともあります。

化学療法

一次ホルモン療法抵抗性となった去勢抵抗性前立腺がんに対し、抗がん剤(ドセタキセル、カバジタキセル)を点滴する治療を行います。原則としてドセタキセルとカバジタキセルの初回は入院で、2回目以降は外来で投与します。

ラジウム-223(ゾーフィゴ®)

前立腺がんの骨転移に対する、放射性医薬品の注射薬です。去勢抵抗性前立腺がんで骨転移があり、内臓転移がない方に治療の適応があります。

ルテチウム177 (プルヴィクト®)

前立腺がんのこれまでの治療(ホルモン療法や化学療法)で効果が不十分となった「転移のある去勢抵抗性前立腺がん」に対する放射線治療法です。プルヴィクトの詳細に関しましては「転移のある前立腺がんに対するプルヴィクト治療(PSMA標的核医学治療)」をご覧ください。