ロボット支援腹腔鏡下 膀胱全摘除術+体腔内尿路変向術(回腸導管、回腸新膀胱)
がんが筋層まで達する筋層浸潤性膀胱がんやBCG膀胱内注入療法後に再発した筋層非浸潤がんでは膀胱全摘除術が標準治療になります。膀胱全摘では、膀胱の代わりとなる新たな尿の通り道を作る必要があります(尿路変向)。尿路変向の方法は、病状と患者さんのご希望に基づき決めています。回腸新膀胱(腸の一部を切り取り膀胱の代わりとなる袋を作ります)では、術後も尿道からの排尿が可能です。回腸導管や尿管皮膚瘻では、腹部に尿の出口(ストマ)を作成し、その上に貼り付けた集尿袋に尿を貯めます。
当科ではこの手術を、安全な先端型・低侵襲手術であるロボサージャン・ガスレス・シングルポート手術(3D-HMDシステムによるミニマム創内視鏡下手術)で行ってきましたが、2024年からはダビンチ手術で実施しています。ダビンチ手術では全手術操作を体腔内で行っており、出血量の低減とさらなる術後早期回復が得られています。
注目情報治療成績(調査対象:2024年4月〜2026年3月にダビンチ根治的膀胱全摘除を施行した20件)周術期輸血率 15%(術前補助療法による貧血症例も含む)、術後合併症 (Clavien grade 3以上) 15%。
最終更新日:2026年7月31日 腎泌尿器外科 伊藤将也

