脊椎手術・低侵襲治療

1. 脊椎手術・低侵襲治療について

脊椎・脊髄疾患の治療には、薬物療法やリハビリテーションなどの保存療法と、神経の圧迫を取り除いたり、脊椎を安定させたりする手術療法があります。
当センターでは、患者さんの症状や画像検査の結果、全身状態などを総合的に評価し、一人ひとりに適した治療方法を検討します。
こちらのページでは、当センターで行う主な脊椎手術や低侵襲治療、入院から退院までの流れをご紹介します。

2.低侵襲治療とは

低侵襲治療とは、皮膚の切開や筋肉・周囲組織への負担をできるだけ抑えて行う治療です。
従来の手術方法と比較して、身体への負担を軽減できる場合があります。ただし、すべての患者さんに適しているわけではなく、病気の種類や進行度、症状などに応じて治療方法を選択します。

3.主な手術・治療方法

3-1.内視鏡を用いた脊椎手術

内視鏡を用いて、神経を圧迫している組織を取り除く手術です。疾患や病態に応じて適応を判断します。

3-2.VBS(椎体ステントシステムを用いた椎体形成術)

VBSは、骨粗しょう症などによって骨折した椎体に対し、ステントを用いて椎体の形状を整え、骨セメントで安定化を図る治療方法です。

骨折の状態や症状などを確認し、適応がある場合に検討します。

3-3.脊椎固定術

脊椎に不安定性や変形などがある場合に、スクリューなどを用いて脊椎を安定させる手術です。病態に応じて適応を判断します。

3-4.頚椎の手術

頚椎で脊髄や神経根が圧迫され、手足のしびれや筋力低下、歩行障害などがみられる場合には、症状や圧迫部位などに応じて手術を検討します。

4.手術を検討する場合

手術が必要かどうかは、症状だけで決まるものではありません。診察やX線、CT、MRIなどの画像検査を行い、神経の圧迫や脊椎の不安定性、変形などを確認します。保存療法を行っても症状が改善しない場合や、筋力低下、歩行障害など神経症状が進行している場合などに、手術を検討します。

5.入院から退院までの流れ

流れ説明
1. 外来診察・検査症状や画像検査の結果などから、手術の適応や治療方法を検討します。
2. 手術前の検査・説明全身状態を確認し、手術方法や入院について説明します。
3. 入院・手術入院後、予定された手術を行います。
4. 術後のリハビリテーション状態を確認しながら離床や歩行を進めます。
5. 退院・外来フォロー症状や歩行状態などを確認し、退院を検討します。退院後も外来で経過を確認します。

手術別の入院期間の目安

術式入院~退院までの目安
内視鏡腰椎椎間板ヘルニア手術術後3~7日程度
内視鏡腰部脊柱管狭窄症手術術後5~7日程度
VBS術後3~7日程度
脊椎固定術術後7~14日程

6.当センターの脊椎手術の特徴

当センターでは、整形外科医を中心に脊椎・脊髄疾患の診療を行っています。必要に応じて院内の関係診療科と連携し、患者さんの状態に応じた診療を行います。
また、保存療法から手術療法まで幅広い治療方法を検討し、手術が必要な場合には、身体への負担にも配慮しながら適切な術式を選択します。

7.脊椎手術に関するよくある質問

手術後も痛みやしびれが残ることはありますか?
手術後の症状の改善には個人差があり、病気の種類や神経の状態などによっては、痛みやしびれが残る場合があります。期待できる効果やリスクについては、手術前に担当医からご説明します。
手術後はいつから日常生活に戻れますか?
手術方法や術後の回復状況などによって異なります。退院時には、日常生活での注意点や活動の目安についてご説明します。
手術後にリハビリテーションは必要ですか?
手術方法や患者さんの状態に応じて、必要なリハビリテーションを行います。術後の経過を確認しながら、歩行や日常生活動作の回復を目指します。術前の麻痺等が高度でなければ、通院でのリハビリは必ずしも必要ではありません。

8.受診・予約方法

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