新しい放射線照射療法

診療内容

 当院では、様々な部位に対し高精度放射線治療(IGRT・IMRT・SRT)、前立腺がんに対する密封小線源治療や骨転移のある去勢抵抗性前立腺がんに対する内用療法(塩化ラジウム223)などを行っています。
 また、疼痛や出血などの症状を改善する緩和的放射線治療(緊急照射含む)にも柔軟に対応しています。

特色

 画像誘導放射線治療(IGRT)、強度放射線治療(IMRT)、定位放射線治療(SRS/SRT/SBRT)などの高精度放射線治療を平成24年度より開始しています。
 前立腺がんに対する密封小線源治療や内用療法は、各々専門の診療科と協力し実施しています。

《画像誘導放射線治療(IGRT)》
 照射直前に取得するX線画像やCT画像と治療計画画像との照合を行い、正確な照射を行います。

特色1・2

《強度変調放射線治療(IMRT)》
 病巣部の形状に合わせた放射線の強度分布を作り、周囲の正常組織への影響をできるだけ抑えた治療を行います。

特色2・3・4・5

《定位放射線治療(SRS/SRT/SBRT)》
 病巣部へ高線量の放射線をピンポイントで照射します。また、当院には脳定位放射線治療に特化したHyperarcシステムが導入されており、多発の転移性脳腫瘍にも対応しています。

特色7・8・9・10

《緩和的放射線治療》
 がんによる疼痛や出血などの症状改善や生活の質(QOL)の向上を目的として行われます。

 

《密封小線源治療》
 密封された放射線源(ヨウ素125)を前立腺に直接挿入し、放射線を集中照射します。

 

《内用療法》
 骨転移のある去勢抵抗性前立腺がんに対して塩化ラジウム223(医薬品名:ゾーフィゴ)を使用し治療を行います。

外来診療

月・水曜日(全日)、金曜日(午前)
(注)受診を希望される場合、(代表)024-396-3811より「患者・地域サポートセンター 地域連携支援グループ」(内線:2073・2169)へご連絡ください。
なお、前立腺がんに対する放射線治療については泌尿器科外来(内線:2440)を窓口としております。
また、化学放射線療法などで入院が必要な場合は、担当科とご相談をお願いいたします。

担当医師放射線科部長:長谷部 伸(はせべ しん)
放射線科医員:永島 淳一(ながしま じゅんいち)