麻酔科・ペインクリニック

麻酔科・ペインクリニック

麻酔科は、手術麻酔のみならず周術期管理、ICUの責任医師を担っています。外来診療では疼痛治療(ペインクリニック)と麻酔前診療を行っています。

特色

中央手術室

日本専門医機構・日本麻酔科学会の指導医・専門医4名を含む計6名のスタッフが手術麻酔、ICU管理、外来を担当しております。また大学病院と連携を強化し非常勤麻酔科医も含め充実したスタッフのもと、より安全な麻酔管理を提供し、かつ患者さんの苦痛や不安をできる限り取り除けるよう心がけております。手術には大きな侵襲を伴うものも少なくありません。その侵襲から患者さんを守るため、術前に患者さんの診察を十分に行ったうえで、最良と思われる麻酔法を提示します。術中は術者とは独立した立場で、最新の医療機器およびモニターを駆使し、患者さんの急な変化に迅速に対応できるよう努めております。術後の痛みに対しても、痛みの専門家として経験豊富なスタッフ全員が高度な技術を備え、積極的に対応しております。

当科は日本麻酔科学会認定病院に指定されており、優れた人材育成にも取り組んでおります。若い麻酔科医の教育はもとより、患者さんのご理解が得られれば、指導医のもと研修医に技術指導を行っております。

ご不明な点やご要望がございましたら、何なりとお申し付け下さい。できる限りサポート致します。

麻酔科外来(周術期外来、ペインクリニック)

ペインクリニック
  • 麻酔科外来(周術期外来)

日本の医療は他国に比べ入院日数が長いことが以前から問題となっており、手術を受ける患者様の在院日数の短縮が求められています。長期入院は患者様の日常生活への復帰を遅らせ生活の質を下げる可能性があるからです。このような背景の下、麻酔科外来では手術を受ける患者様の周術期リスクを入院前に十分に評価するために、外来診療で周術期リスクを評価したうえで麻酔に関して十分な説明を提供しております。

  • 麻酔科外来(ペインクリニック)

ペインとは痛みのことで、痛みのクリニック(診療所)という意味です。

痛みというものは大きく2種類に分けられます。一つは身体にとって危険な状態であることを知らせる『痛み』と身体が危険な状態ではないけれども何らかの原因で起こる『痛み』とに分けられます。例えば、くも膜下出血などで生じる頭痛は前者の痛みであり、慢性の頭痛や片頭痛などは後者の痛みということになります。ペインクリニックでは後者の痛みが対象です。

ではペインクリニックでの治療とはどのようなものでしょうか。ペインクリニックでは手術での痛みを取る麻酔科医が、その経験・知識に基づき痛みのアセスメントを行い、薬物療法や神経ブロックなどの適応を判断し治療を行います。

2000年代初頭以降、多くの種類の疼痛治療薬が保険収載され、以前はペインクリニック以外での対処が難しかった痛みが他科で対処できるようになりました。一方で鎮痛薬の不適切使用や過量投与も多く見受けられ、依然としてペインクリニックの必要性は減っていないと考えます。

また神経ブロックの適応について学会レベルでエビデンスという科学的手法で効果の評価が進んでおり、ペインクリニック治療は新しい考えが登場してきています。当院当科ではこれらの動向に追随し患者様に適した診療を提供してまいります。

当科では常勤のペインクリニック専門医2名と非常勤の専門医1名で診療に当たります。

ペインクリニックの対象となる主な病名

  • 【痛みのある病気】(細見出し)

頭痛(片頭痛、群発頭痛、緊張型頭痛)

三叉神経痛、顔面痛、視床痛

椎間板ヘルニア、頚、肩、手足、腰の痛み

帯状疱疹、帯状疱疹後神経痛

局所複合性疼痛症候群   など

  • 【痛み以外の病気】(細見出し)

顔面神経麻痺、顔面痙攣

突発性難聴  など

当科を受診される患者さんへ

上にあげた疾患の他にも対象となる疾患はありますので、お気軽にご相談ください。

尚、受診される際には、お薬手帳など内服している薬がわかるようなものを持参してください。内服している薬によっては神経ブロックができないこともあります。また薬がはっきりしない場合も同様です。発熱、咳などの症状がある場合は神経ブロックを避けた方が良い事があります。