歯科口腔外科
歯科口腔外科は総合病院の歯科ならではの環境により幅広く症例を受け入れています。
智歯の抜歯から悪性腫瘍の診断まで口腔外科全般に対応しており、週2日全身麻酔管理下に手術を行っています。外来においても粘膜疾患・顎関節症・顎骨のう胞・顎口腔領域の急性炎症の処置など、大学病院と同等の症例を扱っています。併せて顎変形症の外科的対応や慢性骨髄炎の高圧酸素療法、睡眠時無呼吸症候群の口腔内装置による対応なども行っております。
院内医科との連携が速やかに行えるため、外傷(形成外科)・上顎洞疾患(耳鼻科)・歯科金属アレルギー(皮膚科)などの症例も、他科に対診し適切な治療方針を検討しています。医科的基礎疾患(循環器疾患、呼吸器疾患、糖尿病、精神疾患など)をもつ患者様についても同様に、医科の専門家と相談しながら歯科治療を行っており、在宅・施設入所の患者様も安全に歯科治療を行うことが可能です。
少人数のチームですのでフットワーク軽く、1000件を超える登録連携医と真の「顔の見える連携」を実践しており、紹介元の先生と情報交換を交えて治療を進めていきます。
どうぞお気軽にご紹介ください。
特色
口腔外科疾患
智歯・過剰歯などの難抜歯、歯性感染症、顎変形症、悪性腫瘍、顎骨骨髄炎など
必要に応じて入院加療が可能です
外傷、粘膜疾患、顎関節症などにも対応いたします
有病者歯科
医科的基礎疾患(循環器疾患、呼吸器疾患、糖尿病、腎臓病、感染症、抗凝固療法中など)をお持ちの方もコンディションに配慮しながら歯科治療を行います
う蝕治療、義歯作製なども可能です
障害者歯科
- 脳性麻痺、発達障害、精神疾患の方の歯科治療
鎮静法を併用した歯科治療
- 歯科治療に恐怖のある方、嘔吐反射の強い方、認知症の方などに鎮静法を併用しストレスを軽減した治療を提案しています
在宅訪問歯科診療の後方支援
- 在宅や施設の現場では対応困難な観血処置や歯牙の切削などを安全に行います。
- 症例によっては短期の入院管理下で集中的に治療を行うことも可能です
医科入院患者への口腔保健活動
- 多職種協働チーム(口腔嚥下ケアチーム、緩和ケア、NST)に参加しており、入院中の患者様の口腔ケア介入をいたします。
- 医科で手術される患者様には周術期口腔機能管理の介入もいたします。
摂食・嚥下リハビリテーション
- 摂食嚥下障害の方に評価・検査を行い、食形態の指導や訓練を行います
インプラント症例、マイクロスコープを用いた歯科治療
- 骨造成のみ、インプラント埋入のみのご要望にもお応えいたします。
当科では上記のような患者さんの受け入れを推進するため、地域の多くの歯科医の先生方と綿密な連携関係を構築しています。
上記以外の患者さんにつきましては、信頼できる連携歯科医をご紹介させて頂くこともございます。電話でのご相談にも対応いたします。
お口の機能が衰えるオーラルフレイルってなんですか?
東京都立病院機構ホームページにて
コラムが掲載されました。
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