光力学診断(photodynamic diagnosis: PDD)を用いた経尿道的膀胱腫瘍切除術
経尿道的膀胱腫瘍切除(TURBT)は膀胱がんの診断と治療を兼ねて行われる標準的な手術です。腰椎麻酔もしくは全身麻酔で行い、尿道から内視鏡を挿入し、専用の器具で膀胱内から腫瘍を切除します。
当院では適応となるTURBTの患者さんに対してアラグリオを使用した光力学診断(PDD)を導入しています。通常のTURBTでは白色光で膀胱内を照らしながら切除を行いますが、小さな病変や平坦な病変など一部見つけにくい腫瘍が存在します。
手術前にアラグリオを内服するとがん細胞では蛍光物質が蓄積しやすくなり、青色光により蛍光することで正常部分との差が明確になります。これにより、見逃しを減らすことや切除範囲の正確な設定につながります。それらに伴いより正確な診断や術後再発率の低下させることが期待されています。
ほとんどの方で、手術翌日から通常通りに歩行や食事ができます。通常は2-3日程度で尿道カテーテルが抜去できます。カテーテル抜去後に退院となり、入院期間の目安は6日間程度です。
最終更新日:2026年7月28日 腎泌尿器外科 相馬貴彦

