この時期だからこそ気をつけたい 感染対策について

感染対策、冬の終わりこそ気を付けましょう
2月は寒さもやわらぎはじめ、少しずつ春の気配を感じる季節です。しかし、気持ちが緩みやすいこの時期こそ、感染症には注意が必要です。空気の乾燥や寒暖差が続く中で、体調を崩しやすく、またウイルスが活発に広がるタイミングでもあります。油断せず、基本的な感染対策をもう一度見直し積み重ねることが、健康な毎日を守る第一歩です。
なぜ冬は感染症が流行するの?
冬の寒さと乾燥は、ウイルスにとって活動しやすい環境です。さらに、ウイルスは乾燥した環境で長く空気中にとどまりやすく、人との距離が近くなる室内環境も手伝って感染が広がりやすくなります。寒さのために窓を閉め切ることも多いでしょう。
こうした環境では、せきやくしゃみなどの飛まつが空気中にとどまりやすく、また不特定多数の人が触れるドアノブや手すりなどを介して間接的に感染するリスクも高まります。
加えて、寒い時期は体温の低下など免疫力の低下を招きやすくなります。だからこそ、日々の健康管理や空気の入れ替え、手をきれいに保つなど、ちょっとした工夫が大きな効果を発揮します。
冬に気を付けたい感染症は?
代表的な感染症は、風邪、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、そしてノロウイルスなどの感染性胃腸炎です。
インフルエンザは高熱や関節の痛みが特徴で、ノロウイルスでは急な嘔吐や下痢が見られます。これらは学校、職場、高齢者施設など、人が集団で過ごす場所では特に広がりやすいため、少しでも体調に違和感があるときは無理をせず早めの対応が重要です。「うつさない・ひろげない・もらわない」という周囲への配慮が社会全体の感染拡大を防ぐことにもつながります。
マスクの役割と正しい使い方
マスクは、自分のせきやくしゃみで他の人にウイルスを広げない「飛まつ防止」のために効果的です。
また、感染症の流行時期や周囲にせきをしている人が多いなどの感染リスクが高いときには、自分を守る手段にもなります。
ただし、鼻が出ていたり、ゆるく装着していると、効果が十分に発揮されません。口と鼻をしっかり覆い、ワイヤーを鼻筋に沿わせて着用することが大切です。マスクの表面はウイルスなどが付着している可能性があるので、使用中は触れないようにし、使用後も表面には触れず耳にかけるゴムひもを持って外して廃棄しましょう。
家庭や職場・学校での工夫
室内では定期的な換気を心がけましょう。冬場は窓を開けづらいですが、1時間に数分でも空気を入れかえることで、室内のウイルスの数を減らすことに役立ちます。加湿器や濡れタオルなどで湿度を50~60%に保つと、のどの乾燥を防ぎ、体のバリア機能を保つ助けになります。
さらに、十分な睡眠、栄養のある食事、ストレスをためないことも、感染症に負けない体をつくる大切な要素です。登校や出勤時、帰宅後はすぐに手を洗うことを習慣付けることも大切です。
もし感染してしまったら
体の不調を感じたときには、無理をせずしっかり休養をとりましょう。症状が軽くても、家族や同僚、友人にうつす可能性があります。自分の体調の変化に気づいたら、早めにかかりつけ医や地域の医療機関に相談してください。都立病院などでも、必要に応じた診療や検査、感染対策のアドバイスを受けることができます。体調が不安なときは、一人で悩まずに相談することが、重症化を防ぐ第一歩です。
正しい知識と行動で、安心して冬を乗り切りましょう
感染症対策は特別なことではなく、日常生活の中で無理なく続けられる習慣です。
手洗いや咳エチケット、マスク着用、換気といった基本的な感染対策を続けることが、自分と大切な人、地域社会を守る力になります。季節の変わり目は体も心も不安定になりがちですが、ちょっとした工夫と気づきが健康を守ります。
「もうすぐ春だから大丈夫」と気を緩めず、今一度、自分の生活を振り返ってみましょう。感染対策は自分と大切な人を守る“思いやり”の行動です。ウィズコロナの時代、感染症と共に暮らすための知識と習慣を持つことが、これからの安心につながります。
参考
東京都保健医療局トップ >感染症対策 >感染症情報案内(外部リンク)
厚生労働省HP >政策について >分野別の政策一覧 >健康・医療 >健康 >感染症情報(外部リンク)
最終更新日:令和8年2月10日


