呼吸器外科(胸部外科)

診療内容・特色

診療範囲は肺癌、結核を含む肺感染症や膿胸、重症筋無力症を含む縦隔疾患、自然気胸、嚢胞性肺疾患、胸部外傷その他呼吸器に関する外科です。

  1. 肺癌
    全体の約80%を胸腔鏡下手術で行っており、特に3D-CTを用いた術前シミュレーションで安全かつ精密な肺葉切除・区域切除等を行っています。また術後の補助化学療法や放射線照射など集学的治療の下、患者さんのQOLの向上に配慮しています。
  2. 肺感染症
    多剤耐性肺結核、肺アスペルギルス症、MRSAや耐性緑膿菌による慢性膿胸に対する外科的手術を以前より行っており、全国より紹介患者を受け入れています。
  3. 縦隔疾患
    胸腺腫が最も多く胸腺癌とともに外科的切除に加えて放射線照射や化学療法などの集学的治療を行っています。また当院は重症筋無力症が多く隣接する都立神経病院と合同で診療に当たっています。その他の縦隔腫瘍に対しては積極的に胸腔鏡下手術を行っています。
  4. 悪性胸膜中皮腫
    胸腔鏡下手術による診断や化学療法を行っており、病状に応じて外科的切除も検討します。
  5. 自然気胸
    全例胸腔鏡下肺切除術を行っていますが、手術困難症例では気管支鏡下塞栓術も行います。
  6. その他
    術後ケアの一つとして、在宅酸素療法(HOT)に加えて、呼吸機能障害の級位認定も行っております。

採用情報

更新あり次第、お知らせいたします。