呼吸器・腫瘍内科

診療内容・特色

(1)呼吸器・腫瘍内科の特色

 呼吸器内科を主体とする呼吸器・腫瘍内科は、呼吸器内科一般・原発不明癌中心に腫瘍内科一般を担い、アレルギー、結核含めた感染症等、幅広く活動しています。

 入退院患者数は年間1900人前後であり、また都立総合病院唯一の結核病床を有しており、年間140人前後の結核患者を特に血液透析患者や骨・関節、人工呼吸管理など合併症結核を重点的に受け入れている。

 呼吸器・腫瘍内科では、肺がん・原発不明癌等の腫瘍、肺炎・肺化膿症・膿胸などの呼吸器感染症、肺結核・肺非結核性抗酸菌症などの抗酸菌感染症、間質性肺戦・肺線維症・過敏性肺炎などのびまん性性肺疾患、気管支喘息、COPD中心とした閉塞性肺疾患、比較的稀な疾患まで呼吸器領域全般、アレルギー精査など多岐にわたり活動している。またHIV診療も感染症科と共同して行っています。

(2)呼吸器・腫瘍内科の診療の実際

(A)疾患群

悪性腫瘍ー肺癌・胸膜中皮腫・原発不明癌他、
感染症ー肺炎、肺結核、HIV診療、肺膿瘍(肺化膿症)、胸膜炎
慢性肺気腫(COPD)・肺結核後遺症
びまん性肺疾患ー間質性肺炎・肺線維症、サルコイドーシス、過敏性肺臓炎
肺循環ー肺高血圧症、肺塞栓症
アレルギー・膠原病ー気管支喘息、膠原病関連肺疾患、薬物アレルギー
自然気胸

(B)手技

  1. 内視鏡:合計年間900件前後
    診断的気管支鏡ークライオ生検、EBUS-GS、EBUS-TBNA、蛍光(AFI・NBI)、DirectPath配備
    治療的気管支鏡ーステント、EWS、APC、高周波スネア、エタノール注入、サーモプラスティ
    局所麻酔下胸腔鏡ーITナイフ使用
  2. ドレーン管理
    気胸、胸膜炎等のドレーン管理、胸腔穿刺

(C)生理学的検査・画像検査・酸素療法・睡眠時無呼吸

胸部CT読影、呼吸機能(スパイロメトリー、モストグラフ、呼気NO)、在宅酸素管理、睡眠時無呼吸検査(Full PSGあり)。