腎臓内科

連携担当医 小林 克樹

診療内容

当科は、腎臓内科を専門としています。主な対象疾患は、下記のとおりです。

  1. 慢性腎臓病
  2. 急性腎障害
  3. 原発性糸球体疾患(ネフローゼ症候群等)
  4. 検尿異常

特色

当科に通院されている患者さんの多くは、比較的進行した慢性腎臓病の患者さんで、腎代替療法(血液透析療法あるいは腹膜透析療法)を希望されている方がほとんどです。慢性腎臓病の管理としては、生活習慣の是正や食事療法・運動療法を指導し、さらに薬物による糖尿病・高血圧・脂質異常症・高尿酸血症等の治療を行います。そして最終的に末期腎臓病に至れば、計画的にアクセス(シャント等)を作製して、腎代替療法を開始します。血液透析療法開始後は近隣の透析クリニックにご紹介しており(当院では通院透析はしておりません)、腹膜透析療法を希望される患者さんについては腹膜透析療法可能な施設をご紹介しています。

また、急に腎機能が低下する急性腎障害(AKI)や強い浮腫を呈するネフローゼ症候群の患者さん、さらには健診を受けて検尿異常を指摘された患者さんの診療もしており、これらの場合は診断確定のために腎生検を行うことがあります。

令和3年度診療科別主要手術別患者数はこちら

その他

ホスピタルズ・ファイル「腎臓内科の特徴」(外部リンク)

透析室イメージ

透析室

透析用ベッド数4床で、血液透析、アフェレイシス、エンドトキシン吸着、白血球除去、血漿交換など幅広い治療を行っています。重症患者、緊急透析時は特殊治療室(ICU)に出張透析を行っています。
透析治療は主に月・水・金の1クール行っており、主に入院中の患者さんが対象です。透析治療は対象となる患者さんが、高齢で、複数の合併症を有する場合が多く、安全に透析を行えるように努めています。


平成28年度実績 (2016年4月~2017年3月)

血液透析841件/年
腎生検11件/年
血液透析導入30例/年
急性腎不全(透析)11例/年
シャント手術33件/年
エンドトキシン吸着10件/年

認定施設

日本内科学会教育病院
日本腎臓学会研修施設