放射線科

写真

患者さんへのメッセージ

“放射線科の医師です”、と医療についてさほど詳しくない方に申し上げると、“ああ、病院で写真を撮ってくれる方ですね”と言われることがあります。しかし実際のところ検査室でレントゲン写真撮影を担当しているのは、診療放射線技師という資格を持ったスタッフです。

では放射線科の医師は何を仕事としているかというと、技師が撮影した画像をみて、どこにどのような異常があり、いかなる状態あるいは病気なのか判断し、次に行う検査の推奨も含め文章化して報告書に記載すること、つまり画像診断・読影業務に従事しています。

また、放射線科医師には直接病気の治療に携わる仕事もあります。

癌・悪性腫瘍治療の3つの柱として、手術、薬物治療、放射線治療があることはご存じかと思いますが、我々はそのうちの放射線治療を担当しています。治療の過程で主治医とご相談の上放射線治療を選択された場合、詳細を直接ご説明差し上げたうえで、治療の計画、照射の実施をいたします。主に病気を直すことを目的としていますが、病気にかかわる痛みや出血を止めるための治療も行います。

このような業務であるため、直接お会いする機会は他の診療科よりも限られているかもしれませんが、皆さまに安心して診断・治療を受けていただくためのサポート役として、お役に立てるよう日々努めております。