アイソトープ検査

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アイソトープ検査

アイソトープ検査とは

放射性同位元素(RI・ラジオアイソトープ)を含む薬を使って検査を行います。
薬を静脈から注射し、目的臓器に集まった薬から体外へ放出される微量な放射線を専用のカメラで検出することで病気の有無や臓器の形態、機能などを診断する検査です。
放射線による人体への影響はほとんどありません。また、投与された薬は時間経過とともにすみやかに体内から排出されます。

検査の流れについて

  1. 検査薬を投与します。
  2. 検査薬が目的の部位に達するまで待ちます。
    検査種別によって待ち時間が異なります。
    注射直後~数日後に写真を撮るものがあります。 詳しくは医師、スタッフにお尋ねください。
  3. 撮影装置のベッドで仰向けになります。
    写真を撮る間はベットにねているだけで苦痛はありません。
  4. 機械が最適の位置まで動きます。
    頭や胸の検査では顔の直前までカメラが近づきます。
  5. 時間をずらして撮像したり、カメラを移動・回転させてたくさんの写真を撮ることがあります。
    数分で終わるものや、数十分かかるものがあります。また、数時間ごとに写真を撮ることもあります。
  6. 検査終了。
    できあがった写真は専門医が詳しく調べ診断します。

注意事項

  • 金属類を身に着けていると検査が行えません。
    (ただし、人工関節やインプラントなどの体内に埋め込まれている金属類は除きます)
  • なるべく簡単な服装でお越しください。下着は金属を使っていないもの、ズボンやスカートはウエスト部がゴムのものが最適です。金属ファスナー、金属フック、金属ボタンなどの金属製品がある服を着用の場合は、検査着に着替えていただく必要があります。
  • 身につけている金属類、磁気カード類、貼り薬などはすべてはずして頂きます。
    (メガネ、腕時計、ヘアピン、入れ歯、補聴器、湿布、エレキバン、アクセサリー類、カイロなど)
  • 狭いトンネルのようなところへ入りますので、閉所恐怖症の方は申し出てください。
  • 検査によっては、食事制限をして頂く場合があります。

検査装置・検査画像

検査の様子

SPECT-CT装置 2021年7月導入

前面・背面

3検出器型SPECT装置 2021年7月導入

脳血流検査の様子

骨シンチ 解析画像

脳の横断画像

SPECT―CT Fusion画像 (coronal)

脳の血流分布画像(3DSRT処理)

DAT検査解析画像

*検査ごとに放射性医薬品の種類が異なります
*放射性医薬品は、製薬会社から毎朝病院に届けられます