2021年9月号 こんなレントゲン画像は注意!

2021.9月号
歯科口腔外科 齋藤浩人(さいとうひろと)

 当科へご紹介いただいている最も多い外科的処置は智歯(親知らず)抜歯になります。抜歯の難易度は性別、年齢でも違いますが、歯の形態は抜かれることを前提に形成されたものではありませんから、抜くのに苦労する形態が多いのも事実です。特にパノラマX線画像で智歯の根形態がぼやけて見にくい場合、根弯曲や複数根の存在、根肥大などが考えられます。下図にCT、デンタルCTを撮影した方が良いと思われる事例をご紹介します。このような画像で抜歯が心配な場合は、当科へご相談ください。

図1:垂直埋伏歯で根尖が神経に近く、根尖が強く弯曲している。
図2:歯の形が丸く見えるもの。頬舌的に位置していることが多い。
図3:根尖の形態がはっきりしない。複数根や弯曲していることが多い。
図4:根尖が明らかに肥大しているもの

図1
図2
図3
図4

(注)ご依頼時にデンタルCTを同封していただける場合、メーカー独自のソフト付き形式だとセキュリテイの関係で読み込めないことがあります。そのため、CDデータ作成時は「汎用性のDICOM形式」を選択していただければ幸いです。

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