乳腺超音波検査って何がわかるの?
「胸の一部分が痛い」「胸にしこりがある気がする」「乳がん検診をすすめられた」そんなときに行われる検査のひとつが、乳腺超音波検査(エコー)です。
はじめての検査を受ける時には「痛くないの?」「こわい検査じゃないの?」と不安を感じることもあると思います。
ここでは、乳がんと乳腺超音波検査についてのよくある疑問について説明していきます。
乳がんについて
乳がんは、女性が1年間で発見される人数の一番多いがんで約10万人となっています。
また、一生のうちで女性の約9人に1人がかかるといわれています。
そんなに多いの?!と驚いたり不安に思ったりするかもしれません。
しかし、乳がんは発見される方も多いですが初期の段階で発見できれば予後のよいがんです。
はやく発見するために、定期的な検診、症状があったらすぐ受診をこころがけることが大切です。
乳がん検診について
国で進められている乳がん検診は「40歳以上の方に2年に1回のマンモグラフィー検査をする」ことです。
乳腺超音波は含まれていませんが、一部の市町村の乳がん検診、人間ドック、症状がある場合の病院での検査、精密検査などで使用されています。
乳腺超音波検査とマンモグラフィー検査の違いは?
マンモグラフィー検査は、胸を板ではさんで薄くのばしレントゲン写真をとる検査で小さな石灰化やひきつれなどを見るのが得意です。超音波検査は、しこりを見つけたり、しこりの中身を詳しく見るのが得意です。
乳腺が厚い「高濃度乳腺」と言われる状態の人は、マンモグラフィー検査では乳腺全体が白く映ってしまい、白く映るしこりが背景に紛れて見つけづらい場合があります。乳腺超音波検査も乳腺全体がやや白っぽく映るのですが、多くのしこりは黒く映るのでマンモグラフィー検査でみつからなかったしこりが見えることもあります。
逆に、しこりを作らないがんの石灰化やひきつれはマンモグラフィー検査でしか見つからないこともあります。
このため、どちらの検査のほうがいいとかどちらか一方で十分ということはなく、両方の検査を組み合わせることで、よりくわしく乳腺をみることができるようになります。
しこり=がんなの?
「しこりがある=がん」と思われるかたもいるかもしれませんが、しこりには良性と悪性があります。
しこりのうち、良性には「線維腺腫、乳腺症、のう胞」などがあり、悪性といわれるものが「がん」です。
実際にはしこりの多くは良性であることが多いです。
また、もしもしこりが悪性であった場合もできるだけがんが小さいうちに治療すること大切です。
痛みはあるの?
この検査は、ゼリーをぬった乳房や腋の下などの胸の周辺にプローブという機械を軽くあてて動かしながら中の様子を見ていきます。
力を込めて強く押したり、はさんだりする検査ではないためほとんどの方が痛みは感じません。
時間はどれぐらいかかるの?
検査にかかる時間は、平均でだいたい10分から15分くらいです。
気になるところがある場合は、少し時間をかけて丁寧に見ることもありますが、主にベッドに寝た状態で検査を行うため体への負担も少なく、気軽に受けられる検査です。
体にはどんな影響があるの?
「体に影響はないの?」と心配される方もいます。
マンモグラフィー検査では放射線を使用するため少量ですが被ばくします。
しかし、超音波検査は、超音波(人の耳には聞こえない音)を出すプローブをからだに当て、はね返ってきた音を使ってからだの内部がどうなっているか見る検査です。
そのため、被ばくの心配はなく妊婦さんやお腹の中の赤ちゃん、授乳中のお母さんでも安心して検査をしていただけます。
検査時の服装は?
上半身を脱ぐまたはまくって検査をするので上下に分かれて脱ぎ着しやすい服がおすすめです。
体に塗ったゼリーが洋服についてしまうこともあるので洗濯が出来ない服や汚れて困るような恰好も避けましょう。
また、ベッドに寝た状態で検査するので、脱ぎやすい靴がおすすめです。
。お風呂で体を洗っているときや鏡の前に立ったときなどに「なんとなく乳腺がいつもと違う気がする」そう感じて病院で検査をし、初期の乳がんが発見された方もいます。
気のせいかな?と思っても、一度ぜひ病院やかかりつけの先生に乳腺超音波検査を受けることを相談してみてください。
最終更新日:2026年10月1日
10月はピンクリボン(乳がん啓発)月間です🎀
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